桶川市議会 > 2019-12-23 >
12月23日-04号

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  1. 桶川市議会 2019-12-23
    12月23日-04号


    取得元: 桶川市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-11
    令和 1年 12月 定例会(第4回)       令和元年桶川市議会第4回定例会 第13日令和元年12月23日(月曜日) 議事日程(第4号) 第1 開議 第2 議事日程の報告 第3 一般質問    8番  仲又清美議員      2番  星野充生議員   10番  新島光明議員     13番  浦田 充議員    5番  北村あやこ議員 第4 議会だより編集委員会委員の選任 第5 議会だより編集委員会正副委員長の互選結果 第6 散会午前9時30分開議 出席議員(19名)   1番  坂本敏治         2番  星野充生   3番  砂川和也         4番  岡野千枝子   5番  北村あやこ        6番  岩崎隆志   7番  保坂輝雄         8番  仲又清美   9番  にいつま 亮      10番  新島光明  11番  岡安政彦        12番  相馬正人  13番  浦田 充        14番  加藤ただし  15番  山中敏正        16番  江森誠一  17番  佐藤 洋        18番  糸井政樹  19番  渡邉光子 欠席議員(なし) 地方自治法第121条の規定により説明のため出席した人  市長       小野克典    副市長      松本幸司  理事兼総務部長  堀口 守    秘書室長     廿樂和彦  企画財政部長   川辺吉展    市民生活部長   金子由則  健康福祉部長   桐生典広    都市整備部長   白根 勉  教育長      岩田 泉    教育部長     家徳丈夫  会計管理者    安田直弘    代表監査委員   榎本幸雄 本会議に出席した事務局職員  事務局長     上島奈穂子  次長       武藤 聡  係長       歌川千鶴  主査       大郷博之  主任       高柳 誠  技術員      高橋英夫 △開議の宣告(午前9時30分) ○議長(糸井政樹議員) 直ちに本日の会議を開きます。--------------------------------------- △議事日程の報告 ○議長(糸井政樹議員) 本日の議事日程につきましては、お手元に配付してありますので、ご了承願います。--------------------------------------- △一般質問 ○議長(糸井政樹議員) 日程第3、一般質問を行います。 8番、仲又清美議員。   〔8番 仲又清美議員登壇〕 ◆8番(仲又清美議員) おはようございます。議席番号8番、公明党、仲又清美です。さきの市議会議員選挙において、4期目の当選をさせていただきました。新たな気持ちで、思いやりのあるまちづくりのため、今後も一生懸命取り組んでまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 それでは、議長のお許しをいただきましたので、通告順に一般質問をさせていただきます。 大きな1番、台風19号に関する被災状況と対応及び今後の市の防災対策の方向性について。初めに、このたびの台風により被災をされた皆様には心よりお見舞いを申し上げます。この質問に関しては、さきの議員さん方も、また今後登壇される議員さん方からもたくさんの質問が出ております。しかしながら、大事な内容でございますので、重複もありますけれども、改めてよろしくお願いいたします。 それでは、大きな1番の(1)、児童発達支援センターいずみの学園について。 ①、被災状況について伺います。 ②、再開までの対応について伺います。 ③、移転の方向性について伺います。 (2)、災害時の周知方法と避難場開設について。 ①、台風19号の自主避難所開設の周知方法について伺います。 ②、台風19号の接近に対し、障害者を含む要支援者への対応について伺います。 ③、台風19号における避難所運営の現況と課題について伺います。 ④、12月5日、総務省消防庁は、気象警報や避難情報を伝える防災行政無線の戸別受信機を2019年度補正予算案において4億2,000万円を盛り込み、受信機の配備実績の少ない50市町村を選び、計1万台程度を無償貸与すると明らかにしました。このことについて、本市の対応について伺います。 (3)、水害対策について。 ①、台風19号による高野戸川、元荒川、赤堀川の増水の状況と今後の水害対策について伺います。 ②、台風19号による末広一丁目芝川ポンプ場付近の用水路の浸水被害の状況と今後の水害対策について伺います。 (4)、台風19号の被害相談窓口の現況について。 ①、相談内容について伺います。 ②、各種相談への対応について伺います。 (5)、地区防災計画の推進について。 ①、現況と課題について伺います。 ②、モデル地区となる自治会について伺います。 大きな2番、市民生活の利便性について。 (1)、交通弱者の通院、買い物、外出等の支援について。 ①、本市の現況について伺います。 ②、タクシー等の助成について伺います。 ③、ボランティア、民間活力の方向性について伺います。 ④、高齢者版ファミリーサポート制度の創設について伺います。 (2)、公共施設の郵便ポストの配置について。 ①、配置箇所の現況について伺います。 ②、市民からの設置要望について伺います。 大きな3番、子育て支援について。 (1)、産後ケア事業について。 ①、11月29日、参議院本会議で市区町村の努力義務とする改正母子保健法(産後ケア法)が全会一致で可決となり、成立をいたしました。そして、12月6日、議員立法で公布され、2年以内に施行されることになりました。今後、産後デイサービスや産後ショートステイ等、本市の産後ケア事業がさらに充実されることを期待をいたします。このことについて、市の考えを伺います。 (2)、医療ケアの必要な子供の支援について。 ①、医療ケアが必要な子供の現況について伺います。 ②、幼稚園、保育所、小学校への連携について伺います。 (3)、中学校の通級指導教室設置について。 ①、来年度、中学校に入学する現在6年生の通級指導教室に通っている児童について、学校別の人数について伺います。 ②、意見書提出後の進捗状況について伺います。 (4)、(仮称)中央児童館建設の方向性について。 ① 子育て世代、孫育て世代から要望の多い(仮称)中央児童館早期建設の期待に応えるための市の方向性を伺います。 ②、市制50周年を記念して、子育てするなら桶川のメーンテーマ事業として、市民要望の多い2020年度内に中央児童館建設の方向性を示すことができないか、市長の考えを伺います。 大きな4番、市政50周年記念事業について。 (1)、市民とともにできる記念事業について。 ①、ロゴのほかに計画をしている事業について伺います。 ②、商工会等、市制50周年を記念して、何か協賛事業ができないか伺います。 ③、転入した市民からお昼のチャイムが何の曲かわからないとの声がありました。50周年を機にリニューアルするお考えはありませんか、お伺いをいたします。 以上で1回目の一般質問を終わりにいたします。 ○議長(糸井政樹議員) 健康福祉部長。   〔桐生典広健康福祉部長登壇〕 ◎桐生典広健康福祉部長 おはようございます。大きな1、台風19号に関する被災状況と対応、方向性についてのご質問にお答えいたします。 初めに、(1)、児童発達支援センターいずみの学園についての①、被災状況でございますが、先番議員にもご答弁いたしましたが、10月12日に到来した台風19号により、施設付近の石川樋管を閉鎖したことで、翌13日には敷地内が水で取り囲まれている状況でした。その後、樋管が開放された後は、敷地内の水は引いたものの、施設内には床等に水が残り、30から50センチまで浸水した形跡がございまして、廊下及びほとんどの部屋が浸水した状態でありました。また、調理室の冷蔵庫等が倒れて損傷し、和室の畳や指導室の園児用木製ロッカーも損傷するなどの被害状況でございました。電気設備につきましては、漏電ブレーカーが作動し、浸水したコンセントが1週間途絶したため使用できない状況となりました。 次に、②、再開までの対応についてでございますが、療育継続のため他の施設で事業実施可能な場所を検討した結果、一時的に保健センター2階で行うこととし、10月25日から11月22日までの間、時間を短縮して暫定での療育を再開したところでございます。児童にとって環境を変えることでの混乱と負担を最小限にするため、午前10時から正午までの療育としたところでございます。あわせまして、他の施設で療育を行っている間に施設内外の消毒及び物品の清掃、指導室並びに調理室の整備、床の手入れ作業など復旧作業を続け、11月上旬に調理室の備品など、学園で療育を再開するために必要な設備が整う見通しとなりましたので、同25日から再開することとしたものでございます。 次に、③、移転の方向性についてでございますが、今年度策定中の第2期桶川市子ども・子育て支援事業計画の中の重点的な取り組み事業に、児童発達支援の充実を図ることを新たに掲げさせていいただく方向で予定しております。児童発達支援センターいずみの学園につきましては、老朽化対策とあわせまして、果たすべき役割を確認し、施設のあり方、また安心安全な場所への移転等を保護者のご意見等も伺いながら、検討しているところでございます。 続きまして、大きな2、市民生活の利便性についてのご質問にお答えいたします。 初めに、(1)、交通弱者の通院、買い物、外出等の支援についての①、本市の現況についてでございますが、高齢者や障害者を初めとするいわゆる交通弱者への移動支援につきましては、本市においても問題になっており、議会でもご質問をいただいております。今までは、社会福祉協議会や市内NPO法人などがサービスを実施しておりましたが、今年度より介護保険制度における介護予防日常生活支援総合事業のサービス類型の一つとして、65歳以上の高齢者で要支援1、2の認定を受けた方、基本チェックリストで生活機能の低下が認められ、事業対象者となった方に対しましては、ボランティアなどが送迎や送迎前後の付き添いを行う助け合いサービスを開始しているところでございます。このサービスは、要支援者等になっても地域から孤立することなく自宅で安心して自立した生活をしていけるように、掃除、洗濯、ごみ出しなどの家事援助、通院、買い物などの移動支援ができる住民主体の団体に補助金を交付し、実施しているところでございます。しかしながら、要支援者、事業対象者以外の方は、この助け合いサービスを利用することができません。要支援等を含めた高齢者を対象に、住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最期まで続けていただけるよう、地域包括支援センター圏域生活支援コーディネーターを中心に各地域の課題を把握し、必要な地域資源の発掘や活用を検討しておりまして、11月には買い物に不便を感じている地域におきまして、老人会やサロンの場において移動販売のデモンストレーションを実施したところでございます。 次に、②、タクシー等の助成についてでございますが、桶川市では在宅の重度障害者及び重度障害児に対して、障害者の日常生活の利便を確保し、社会参加を助長するとともに、経済的負担の軽減を図ることを目的といたしました福祉タクシー等事業を実施しております。具体的には対象者に年間24回を上限にタクシーの初乗り料金を助成しているものでございます。また、市内循環バスについては、障害者手帳を所持している方については、手帳を提示することで本人及び介助者1名まで無料でご利用いただいております。 次に、③、ボランティア、民間活力の方向性についてでございますが、外出する際の移動支援で申し上げますと、現在、市内には民間が運営主体となり活動する有償ボランティア輸送サービス事業所が4カ所ございます。有償ボランティア輸送とは、要介護者、身体障害者等、独自では公共交通機関での移動が困難な方々に対し、車を使って外出を支援するサービスでございまして、このサービスを利用するためにはあらかじめ事業所への会員登録を行うなど、一定の条件がございます。民間活力の方向性といたしましては、今後ともこうしたサービスを必要とされる方々に対し、積極的に情報提供してまいりたいと考えております。 次に、④、高齢者版ファミリーサポート制度の創設についてでございますが、現在、社会福祉法人桶川社会福祉協議会が、議員ご質問にございました高齢者版ファミリーサポート制度と利用内容が同様の在宅家事援助オケちゃんサービス事業を実施しております。この事業は、高齢者を初め障害者やひとり親家庭などを対象に家事を中心とした日常生活の支援を目的としておりまして、社会福祉協議会が利用会員よりサービス利用に関する相談を受け付け、希望するサービス等を聞き取りした後に、協力会員にサービス提供依頼を行い、協力会員から利用会員へサービス提供を実施するという事業でございます。市といたしましては、この事業を桶川版の高齢者版ファミリーサポート制度と捉え、この事業への補助を通じて地域支え合いの仕組みを推進し、市民生活の利便性の向上に努めてまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。 続きまして、大きな3、子育て支援についてのご質問にお答えいたします。 初めに、(1)、産後ケア事業の①、本市の産後ケア事業のさらなる充実への市の考えについてでございますが、産後ケア事業は母子の健康保持増進と、安心して子育てができるように心身のケアや育児のサポート等を行うものでございます。現在、市では産後ケア事業の居宅訪問型(アウトリーチ型)を開業助産師に委託し実施しております。委託内容としましては、家庭訪問の際に助産師が母子の健康状態や育児状況を確認し、相談に乗り、母親の不安を解消するとともに、希望者には乳房マッサージや沐浴も行っております。また、産後の母親の交流の場として、子育て世代包括支援センターで赤ちゃんサロンを実施しております。このサロンでは、母親同士の交流以外に赤ちゃんの体重測定や育児相談もできる体制をとり、子育てコンシェルジュが母親に赤ちゃんの遊び方を教える場にもなっております。さらなる充実の観点としましては、産後デイサービスや産後ショートステイが挙げられると考えますが、実施につきましては他の自治体の実施状況等を参考に研究してまいりたいと存じます。 次に、(2)、医療ケアの必要な子供の支援についての①、医療ケアが必要な子供の現況についてでございますが、現在把握している母子保健事業等による在宅酸素療法、経管栄養、導尿等が必要な未就学の医療的ケア児の人数は6人でございます。 次に、②、幼保小学校への連携についてでございますが、幼稚園や保育所と小学校との連携としましては、本市においては例えば桶川市幼稚園、保育所、小学校、中学校、教育研究協議会がございます。この協議会は、市内の幼稚園、保育所、小学校、中学校からそれぞれ選出された教職員による委員で組織され、連携のあり方、教育課題等を協議しております。会議は、毎年度2回程度開催されておりまして、就学に当たり配慮を要する児童がいた場合など、小学校との連携の場ともなっております。 続きまして、(4)、中央児童館(仮称)建設の方向性についての①、子育て世代、孫育て世代から要望の多い中央児童館(仮称)早期建設の期待に応えるための方向性についてでございますが、市では現行の第1期桶川市子ども・子育て支援事業計画の中で、西側地区の児童館整備を重点的な取り組み事業に位置づけておりますが、建設予定地等の調整が整っていないことから、整備までには至っておりません。子供が伸び伸びと個性豊かに育ち、育てられるまちを目指す上で、児童館の整備は子供の居場所づくりとしても大変重要な課題と認識しているところでございます。そのため、現在策定中の令和2年度から令和6年度までの第2期桶川市子ども・子育て支援事業計画におきましても、引き続き児童館の整備を重点的な取り組み事業の一つとして取り上げまして、次期計画中に整備できるよう努めてまいりたいと存じます。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。   〔金子由則市民生活部長登壇〕 ◎金子由則市民生活部長 おはようございます。大きな1、台風19号に関する被災状況と対応及び今後の市の防災対策の方向性についての(2)、災害時の周知方法と避難所開設について順次お答えいたします。 初めに、①、台風19号の自主避難所開設の周知方法についてお答えいたします。自主避難所開設につきましては、当初10月12日9時に開設した5カ所につきましては、前日11日の夕方に市ホームページ、防災情報メール及び先般防災協定を締結したヤフー株式会社が提供しているヤフー防災速報アプリにて周知いたしました。また、その後、追加で開設した箇所について、同様の方法で随時周知を行ったところでございます。先番議員さんにもお答えたところでございますが、12日午前9時に市役所本庁舎、加納公民館、川田谷生涯学習センター、日出谷小学校、桶川東小学校の5カ所を開設し、14時に川田谷小学校と桶川中学校、14時30分に桶川西小学校、16時15分に加納小学校、16時45分に桶川小学校と順次開設し、計10カ所の避難所を開設いたしました。周知につきましては、市のホームページ、防災情報メールのほか、ヤフー防災速報にて周知を図ったところでございます。 次に、②、台風19号の接近に対し、障害者を含む要支援者への対応についてのご質問にお答え申し上げます。先番議員にもお答えいたしましたが、障害のある方につきましては、接近前日に市内にある障害者入所施設やグループホームを含む全ての障害者施設を通じて利用者の安全対策の声がけを行い、あわせて施設責任者との緊急連絡体制の確認を行っております。また、通過後に障害者入所施設とグループホームには、利用者の安否確認等を行っております。なお、荒川に隣接しております障害者通所施設いずみのの家につきましては、2年前の台風による被害を踏まえますと、幾らかの浸水被害が想定されましたことから、利用者の安全対策の声がけとあわせまして、建物や設備の被害対策に関する声がけと、施設周辺に関する被害情報等の提供を通過にあわせて随時行っております。高齢者におきましても、接近前日、台風通過後に地域包括支援センターと市内にある高齢者入所施設やグループホームを含む全ての施設を通じて利用者の安全対策の声かけを行い、あわせて施設責任者との緊急連絡体制の確認を行っております。また、高齢者の避難に関する対応といたしましては、協定を締結しております市内特別養護老人ホームには接近前日に市の開設する避難所に高齢者等の要配慮者が避難した場合、二次的避難のための緊急受け入れを要請する旨の連絡を施設責任者に行っております。なお、地域包括支援センターには、台風通過後に被災された方から相談を受けた場合、災害見舞金、罹災証明などの市の担当窓口へご案内してほしい旨の連絡を行っております。 次に、③、台風19号における避難所運営の現況と課題についてお答えいたします。今回、桶川市として初めて市全体で避難所を開設し、避難者の受け入れをいたしました。また、過去最大級の台風という報道があったこともあり、自宅等で不安を覚える方のために事前に避難をする場所として自主避難所を開設いたしました。自主避難所への避難に当たりましては、事前避難ということもあり、自身で避難準備を行った上でお越しいただくようお願いしたところでございます。課題といたしましては、まずは避難所開設のタイミング、広報手段について、改めて整理する必要があると感じているところでございます。また、自主避難所から避難所へ格上げをした場合の自主防災組織の方々や避難者と協力した避難所の運営方法への移行も必要と感じたところでございます。避難の備蓄に関しましては、震災等を想定した長期の避難を考慮した備蓄品が基本になっており、ガスバーナー等は雨天時には使用できる場所が確保できないため、お湯を沸かすことのできない避難所がありました。こういった短期の避難に向けた備蓄等も考えていく必要がございます。 次に、④、総務省消防庁の戸別受信機の無償貸与について本市の対応はとのことでございますが、現在、消防庁により記事以上の情報がありませんので、情報収集しているところでございますが、当市といたしましては、現在多くの方にご利用いただいている防災情報メールの登録を推進していくとともに、現在進めている防災行政無線設備デジタル化工事の中で整備いたします電話応答サービスで対応してまいりたいと考えているところでございます。 次に、(4)、台風19号の被害者相談窓口の現況についての①、相談内容についてお答えいたします。今回の台風では、家屋の浸水被害も多く発生いたしました。そのため被災された方からは、家屋の消毒や災害ごみの回収、また罹災証明書の発行手続等の相談をお受けしたところでございます。被災された方からの連絡通報により、職員が直ちに現地に伺い、被害状況の確認や相談をお受けし、庁内での情報共有を図ったところでございます。また、被災した家屋の所有者に係る固定資産税等の減免についてのご相談もお受けしてきたところでございます。 次に、②、各種相談への対応についてでございますが、消毒につきましては、ご要望のあった方々に対し個別に相談を受けさせていただき、それぞれ対応したところでございます。災害ごみにつきましては、先番議員さんにお答えさせてもらったとおり、ごみ量などを把握するため、被害家屋を環境センター職員が直接回りながら、状況確認や要望事項をお聞きし、きめ細やかな対応が必要と判断し、環境センター職員が計画的に直接回収をする対応をいたしました。罹災証明につきましては、被災された方から生活や家屋等の回復、復旧のため、保険や見舞金の請求のため、罹災証明書交付の申請をお受けし、その都度罹災証明書の交付の対応をいたしたところでございます。また、被害調査判定で半壊とされた被災者に対しては、後日改めて訪問等行い、災害救助法が適用されたことに伴い、今回の台風により住家に被害を受け、そのままでは住むことができない状態であっても、破損箇所に手を加えれば何とか日常生活を営むことができるような場合について、必要最小限の修理の支援を行う住宅の応急修理や災害援護貸付金等、生活再建に向けた支援制度の説明を行ったところでございます。また、市税の減免に当たっては、税務課職員が被災者宅を訪問の上、被害認定調査を行い、家屋の損傷の程度を判定しております。この被害認定調査の結果に基づき、市税の減免に関する手続を行っております。12月13日現在、被害認定調査を行った家屋は14件、うち9件が条例等に定める減免の規定に該当し、同日現在8件の減免申請が行われております。 次に、(5)、地区防災計画の推進について、①、現況と課題についてお答えいたします。地区防災計画とは、市町村内の地区居住者等が共同して行う防災訓練、地区居住者等による防災活動に必要な物資及び資材の備蓄、災害が発生した場合における地区居住者等の相互の支援、その他の当該地区における防災活動に関する計画でございます。市防災会議は、当該地区からの提案に基づきその必要性を判断し、必要な場合、地域防災計画に定めることとされております。現状でございますが、市の防災会議に提案されている地区防災計画はございません。その課題でございますが、自助及び共助の重要性が高まる中、まずその存在を周知することが課題と考えており、自主防災組織との協議会や訓練の機会を通じて情報提供を行ってまいります。 次に、②、モデル地区となる自治会についてお答えいたします。先ほどもご答弁申し上げましたとおり、現在提案されている計画はございません。仮にモデル地区となる自治会を選定する場合は、地震や風水害における被害が確実に予想される地区、あるいは避難に際して困難が予想される地区などが想定されると考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。   〔白根勉都市整備部長登壇〕 ◎白根勉都市整備部長 おはようございます。大きな1、台風第19号に関する(3)、水害対策についての①、台風19号による高野戸川、元荒川、赤堀川の増水の状況と今後の水害対策について伺うでございますが、高野戸川の増水状況としましては、台風通過どき、一時的に水位上昇が見受けられましたが、特に堤防の決壊や越水等の被害はありませんでした。しかしながら、高野戸川に流入する中小水路では、大雨により本川の高野戸川が満水状況となったため流れが悪くなり、周辺の一部田畑等に水路からの溢水が確認されております。また、元荒川、赤堀川の増水状況でございますが、河川管理者の埼玉県北本県土整備事務所に確認したところ、桶川市内の区間につきましては、特に本川の被害はないと伺っております。しかしながら、元荒川と赤堀川の周辺地区におきましては、中小水路から水田への溢水などにより道路が冠水し、水田の稲わらが市道上に流出し堆積したため、道路清掃を実施したところでございます。 今後の水害対策でございますが、台風などの大雨の際には市職員で編成された水防班により定期的に道路パトロールを行いながら、高野戸川や赤堀川、元荒川などの河川の水位上昇や現場周辺の状況を注意深く確認するほか、あらかじめ設置された河川のライブカメラの画像や雨量計のデータなどを参考に道路冠水や住宅への浸水が想定された場合には、通行どめ看板の設置や危険な箇所については、市より避難情報や仮設排水ポンプの設置、土のうの配布等の対応をしてまいりたいと考えております。 次に、②、台風19号による末広一丁目芝川ポンプ場付近の用水路の浸水被害の状況と今後の水害対策について伺うでございますが、対象の水路については南二丁目線路脇を起点として国道17号バイパスを横断し、芝川ポンプ場を経由し、芝川都市下水路へ流れている水道でございます。今回の台風19号での被害については、一時的に水路がいっぱいにはなりましたが、住宅への浸水は確認されておりませんでした。また、これらの水路については、大雨やゲリラ豪雨どきに下流の芝川ポンプ場から芝川都市下水路の区間が満水となり、一時的に流れが悪くなり水路があふれる状況でございまして、住宅駐車場への一時的な冠水を市でも確認しており、対象住民の方に現状の状況を説明した経緯もございます。水害対策につきましては、市では土のうの配布を行っており、状況においては排水ポンプ等を使用して対応を図ってまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 総務部長。   〔堀口守総務部長登壇〕 ◎堀口守総務部長 おはようございます。大きな2、市民生活の利便性についての(2)、公共施設の郵便ポストの配置についてお答えいたします。 初めに、①の配置箇所の現況についてでございますが、建物の敷地内に郵便ポストが設けられている施設といたしましては、市庁舎、保健センター、べに花ふるさと館、川田谷生涯学習センターの4カ所でございます。このほかに公園、児童遊園地内に設けられているものが3カ所、附帯施設を含む道路等に設けられたものが3カ所ございまして、合計では10カ所に設けられております。 次に、②、市民からの設置要望についてでございますが、各公共施設の所管に確認をいたしましたところ、日ごろから郵便ポストの場所をお問い合わせいただくことが多く、その際はコンビニエンスストアを初めとして設置されている近隣の郵便ポストをご案内するなどの対応に努めさせていただいておりますが、近年では郵便ポストの設置に関するご要望をいただいた施設は特にございませんでした。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。   〔家徳丈夫教育部長登壇〕 ◎家徳丈夫教育部長 おはようございます。大きな3、子育て支援についての(3)、中学校の通級指導教室設置についての①、来年度、中学校に入学する現在6年生の通級指導教室に通っている児童について、学校別の人数についてお答え申し上げます。現在、通級指導を受けている6年生児童は7名でございます。学校別の人数でございますが、指導を受けている児童が1人の学校もございますことから、個人の特定につながることもございますので、お答えを控えさせていただきます。 なお、通級指導教室設置校別の6年生児童の人数につきましては、桶川西小学校に通級している児童が3名、加納小学校には4名でございます。 次に、②、意見書提出後の進捗状況についてもお答え申し上げます。中学校の通級指導教室設置に向けて、現在、小学校において通級による指導を受けている児童のほか、通級による指導を受けることによって学校生活や日常生活の改善が見込まれる児童生徒の保護者に対しましても、来年度の通級による指導の希望の有無について面談等で確認をしております。中学校の通級指導教室設置に向けましては、通級による指導を受ける希望のある生徒数を計上し、来年度の加配教員の申請を12月に県教育委員会に提出したところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 市長。   〔小野克典市長登壇〕 ◎小野克典市長 おはようございます。仲又議員のご質問の大きな3、子育て支援についての(4)、中央児童館建設の方向性についての②、市制50周年を記念して子育てするなら桶川のメーンテーマ事業として、市民要望の多い2020年度内に中央児童館建設の方向性を示せないかについてお答えいたします。 児童館の整備につきましては、現在、桶川市第五次総合振興計画後期基本計画の中で、子育てにより魅力を感じる環境の整備の取り組みとして掲げさせていただいております。この児童館の整備につきましては、私も市の市内のイベントや各種催し物などにお招きいただいいただいた際に、多くの市民の皆様から、西側にも児童館をという声を伺っておるところでございます。先ほども部長の答弁にもございましたけれども、市では第2期桶川子ども・子育て支援事業計画の策定の中で、パブリックコメントにて市民のご意見もいただいているところでございますので、引き続き児童館の整備を取り上げさせていただきまして、方向性を示していきたいと考えております。 今後といたしましては、パブリックコメントでのご意見などを踏まえまして、子供たちの遊びの拠点また居場所として、西側に児童館の整備ができるよう計画の推進を図ってまいりたいと考えておりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
    ○議長(糸井政樹議員) 企画財政部長。   〔川辺吉展企画財政部長登壇〕 ◎川辺吉展企画財政部長 おはようございます。大きな4、市制50周年記念事業につきまして、順次お答え申し上げます。 まず、(1)、市民とともにできる記念事業についての①、ロゴのほかに計画している事業についてでございますが、ロゴマーク作成のほかに計画している記念事業につきましては、市制施行50周年を祝し、関係各位を招いて挙行する記念式典や市制施行50周年に合わせて、本市で開催準備を進めている埼玉県レクリエーション大会の実施など、庁内で調整を進めているところでございます。なお、記念事業につきましては、子供から大人まで多くの世代にメッセージ性のある事業を展開し、広く市制施行50周年の情報発信と機運醸成を図ってまいりたいと考えております。 次に、②、市制50周年を記念した商工会等との協賛事業についてでございますが、このたび市制施行50周年に向け、記念ロゴマークを広報や市ホームページに掲載し、情報発信を始めたところでございます。今後、商工会を初め企業や団体にもこのロゴマークを広く活用いただくとともに、議員ご提案の協賛事業の可能性につきましても検討してまいりたいと考えております。 次に、③、お昼のチャイムのリニューアルについてでございますが、現在お昼のチャイムに流れている音楽は市民の歌「べにばなのはな」でございます。この市民の歌は、市が市民の皆様とともに築くまちづくりを行う中で、未来に向かってみんなの心を一つに結ぶよう、市のイメージソングとして平成8年10月に市民から歌詞の公募を行い、平成9年3月に完成したものでございます。お昼のチャイムとしましては、平成9年7月から放送しております。この市民の歌である「べにばなのはな」は、子供から大人まで世代を超えて多くの市民が歌える愛唱歌となるようつくられたものでございます。50周年を新たな機会としてより一層の周知を図り、皆様に親しんでいただけるよう努めてまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 仲又清美議員。 ◆8番(仲又清美議員) 多岐にわたってのご答弁大変にありがとうございました。 それでは、時間が少ないので、ちょっと急がないといけないです。済みません。台風19号に関する点、初めの児童発達支援センターいずみの学園について再度質問をさせていただきたいと思います。先ほど答弁をいただきましたとおり、想定を超える被害でございました。特に職員の皆様方は、昼夜を問わず大変にご尽力いただきありがとうございます。また、園児や保護者も平素と違う形になり、とても戸惑ったというような状況も報告をいただきました。また、民生経済常任委員会でも今回は請願も出され、移転について、そのような方向性を示された請願に委員会としては全会一致ということで可決となりました。そのような審議の中から質問をいたします。 今回、このたびこのような現況から災害時の代替保育施設の確保についてを事前に検討し、早急にやる必要があったのではないかと思いますが、お考えをお聞かせください。 ○議長(糸井政樹議員) 健康福祉部長。 ◎桐生典広健康福祉部長 ただいまのご質問にお答えいたします。 今回のような水害発生時には、円滑に対応し療育の継続、こちらを図っていくということは非常に重要であると考えておりますので、今後早急に検討してまいりたいと存じます。 ○議長(糸井政樹議員) 仲又清美議員。 ◆8番(仲又清美議員) 常任委員会の答弁でも、現在学園の防災マニュアルの中では、今お話をいただきましたどこに変わる、こういうときがあったときにはどこの保育箇所に、皆様が安心して移動ができる場所にというようなことが明記されていないようなお話を伺いましたが、今後このような災害があってはいけませんけれども、災害時の保育のあり方をもう一度研究し、方向性が決まったらマニュアルに明確にしていただけないでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 健康福祉部長。 ◎桐生典広健康福祉部長 今回、床上浸水被害を受けたことを教訓といたしまして、災害時の対応は当然のことながら、その後の療育について再度マニュアルの見直しを行って、明確化してまいります。 ○議長(糸井政樹議員) 仲又清美議員。 ◆8番(仲又清美議員) また、移転の方向性についてでございますが、今年度策定中の第2期子ども・子育て支援事業計画の中で新たに掲げるとされております。今年度中に移転の方向性は明らかにできないのか、せんだって請願を出された保護者の方にその後お伺いをしたときに、とにかく急いでほしいという意見がございました。いかがでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 健康福祉部長。 ◎桐生典広健康福祉部長 移転の方向性につきましては、老朽化対策とあわせまして、果たすべき役割や安心安全な場所への確保、そして子供たちの育ちを支えるのにふさわしい空間を利用者の方々の意見を伺いながら検討しておりますので、可能な限り早急に方向性を定めていきたいと存じます。 ○議長(糸井政樹議員) 仲又清美議員。 ◆8番(仲又清美議員) また、その保護者の中から、せんだっての委員会の審議を聞く中で、インクルーシブ教育の方向性ということについて議論された中で、決して私たちは、これから全く違った方向性に行くのは望んでいない、そのような声がありました。なので、安心して今と同じような支援施設、そういったものをもう一度安全なところに設置をしてほしい、ただただそれを願うものばかりだということを聞きましたので、それはご要望としてこの場でお伝えをしたいと思います。 次に、(2)、災害時の周知方法と避難所開設についてにお伺いいたします。先番議員さんからも、1週間も早くから、この台風のことは周知をされていた、なのでもう少し早目にいろいろな動きができなかったかなどのようなことが質問にあったかと思います。私の住んでいる地元でも、自治会長さんが当日の朝、市役所に避難所が開設ができるのかという、そのようなお電話の問い合わせをしたのが事実でございます。そういった方で全ての方が携帯やパソコンを使えるわけではなく、ホームページに載せたと言われましたけれども、使用していない方々のためにも、もっと早く何らかの形で自治会長さん等に事前通知ができなかったのかお伺いいたします。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 自主避難所の開設状況におきましては、当初、市内で5カ所の設置をしたことから、市内各自治会長への事前の電話連絡等は行いませんでした。今回の台風に対する反省点として、自治会や自主防災組織とのより綿密な連携が必要と痛感しております。今後、どのような段階でどういった情報を提供していくのかを含めて、自治会、自主防災会と調整していきたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 仲又清美議員。 ◆8番(仲又清美議員) 私も当日避難所、東側の東小学校と加納公民館に伺っていきました。もう午前中でも暴風雨がすごくて、とても高齢者やまた要援護者などは自力でいくことはできません。また、地元の末広一丁目の自治会長の皆様方に、状況どうでしょうかということで当日お話を伺いに行きましたが、避難所に行くよりも自宅の2階にいたほうがいい、また近隣のお友達と一緒に肩を寄せ合って過ごしていたほうが安心と、そのような声もありました。また、末広一丁目では芝川の氾濫がとても心配されましたが、いずれにしても遠い避難所に行くより近くて安全な集会場がよかったという声があります。また、この地域では東公民館が近いので、東公民館をあけてほしかったなという声もありましたので、これはぜひ要望とさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、国の補正で総務省消防庁の戸別受信機の無償貸与について質問させていただきましたが、まだ国のほうからも直接詳しいことがないということでありましたので、速やかにそういった情報が入りましたらば、市のほうでも情報収集をし、取り組んでいただければと思います。これも要望といたします。 また、さきの議会で何度か要望した電話応答サービスも、この冬もまた大雪等、またべにばなGOが運休となったり、情報を知るツールになりますので、一日も早く実現していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 9月議会で契約の締結のご承認をいただきまして、現在、工事のほうに着手し、機器の製作をしている段階でございまして、機器が完成し、設置されてからの運用開始となりますので、令和2年4月運用開始に向けて取り組んでまいりますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(糸井政樹議員) 仲又清美議員。 ◆8番(仲又清美議員) よろしくお願いします。 次に、(3)の水害対策です。高野戸川は、桶川団地方向から県道鴻巣蓮田線をまたぎ、加納中学校方向に流れています。そして、その川に沿っては民家が建ち並び、もし川が決壊したらと、住民は大変緊張していました。幸い住宅には被害がありませんでしたが、工業団地側の駐車場や民家に被害がないようにということで、あらかじめ大きな土のうをたくさん横に1列に並べて、黒いシートで覆って壁を今つくっていただいてありますが、残念ながら、あの台風かなりの風があったため、ビニールで覆ったものが剥がれてしまって、結局は入れ歯のようにちょうど歯と歯のすき間から、土のうのすき間から、お水が流れてしまって、先ほども畑とか、そういうところもプール状態になったというふうにありましたけれども、実際には工業団地方向の駐車場等の敷地に水が流れておりました。幸い車両は台風15号のときの教訓で引き上げをしておりましたので、大きな被害はありませんでしたが、これはあくまでも応急処置の対策でありますので、地元の方々からは、恒久的なこの護岸の整備ができないかというふうに要望があるかと思いますが、このことについてお尋ねいたします。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 今回の台風19号では、高野戸川の増水による越水により東部工業団地内の駐車場等がプール状態になった状況は、水防班などによりまして逐次パトロールを注視しているところでございます。水防班によるパトロールでは、工業団地側の堤防に設置してあった土のうが雨風等により一部破損している状況が見受けられたため、速やかに補修を行ったものでございます。ご質問の恒久的な護岸の整備につきましては、市ではこれまでに高野戸川の川幅を暫定的に川幅の拡幅や堤防の整備などにより、高野戸川下流部の治水安全度の向上を図ってまいりました。しかしながら、高野戸川の下流の埼玉県が管理しております赤堀川や元荒川の河川改修が未改修の状況でありますことから、市が管理しております高野戸川におきましては、河川整備計画に基づいた改修を行うまでには時間がかかるものと認識しております。そのため市といたしましては、ご指摘の箇所も含め恒久的な護岸整備は難しい状況でございますが、堤防の高さや堤防ののり面の状況などの調査を行い、かさ上げなども必要な対策について検討してまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 仲又清美議員。 ◆8番(仲又清美議員) 地域の皆様はとても心配しております。暫定的であったにしても、地域住民と意見交換をしながら安心を与えていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次に、元荒川や赤堀川に流木等が流れ着いてきて逆流の原因になるのではないかという心配の声もありましたので、その対策についても早急にお願いしたいと思います。これも要望といたします。 次に、舎人のテニスコートに隣接する調整池にも草が繁茂していて、容積率的にはこの調整池の役割が妨げにならないのかという声もありましたので、このことについても調査研究をしていただき、早急にできるのであればお願いしたいと思います。これも要望といたします。 地区防災計画についてお尋ねしたいと思います。今回、本当にこのような大きな台風があったことで、どれだけ自助というものが大事かということを痛感をいたしました。ある自治会では、防災河原版などを独自でつくって、自力で自助の活動を行っているところもありますし、また今回今先ほどもありました、できるのであれば一番水害とか、またそういった災害がある地域がまた手を挙げて地区計画等をつくることが一番大事であるというような答弁もあったかと思いますが、なかなか自治会から積極的に進んでというのは難しいと思うので、先ほども地区体というような声があったので、その地区にいらっしゃる職員の皆様が例えば今言った積極的に自主避難の訓練をやっていたり、また防災河原版などをつくったり、また町会の会議等でいろいろと防災コーナーを持っているような地区があるかと思います。なので、ぜひ自治会長さん等とそういった積極的な方々と話し合いをして、モデル地区というふうに桶川市のほうで決めていただいて、ぜひマニュアルづくりにお手伝いをしていただければと思います。これも要望といたします。 続きまして、大きな2番の市民生活の利便性について、交通弱者の通院、買い物、外出等について、私はもうずっと前から訴えてまいりました。どうして子供の子育て支援の関係のファミリーサポート事業では送迎ができるのに、この高齢者に関しては送迎ができない、このことについてはずっと言ってまいりましたが、なかなか結果として得られておりません。このことについては、また地域公共交通会議等での議論にもなるかなと思いますが、またこれも難しい問題、いろいろな資格とか基準があるかと思いますので、これはまた次回に質問させていただきたいと思います。 次に、(2)番の公共施設の郵便ポストの配置についてでございますが、要望はないというふうにありましたが、窓口で私は言ってきたつもりでございました。末広地区内には東公民館がありますが、東公民館には今は教育委員会はありませんけれども、ポストが近くに、道路渡ればあったのかなと思いますが、やっぱりここに老人センター等もあるので、東公民館の設置を要望されている市民がおります。また、坂田に新しくできたコミュニティセンターにも設置要望をいただきましたので、これも要望とさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 大きな3番、子育て支援について。産後デイサービス、産後ショートステイについても、まだこれから国が動き出し、2年後の施行になるというふうに伺っております。本市は、お産をする施設もないので、とても難しいかと思いますが、鴻巣市では開業されている産婦人科では、市内の方とは限らない、例えばほかの市で助成等をやっているのであれば、受け入れる人数に限りがありますが、協力をするというふうな声も聞いておりますので、調査研究をしていただき、要望とさせていただきたいと思います。 次に、医療ケアの必要な子供の支援については、とにかく連係プレーが大事だと思います。小学校にもうすぐに、もうせんだって、導尿を必要とするお子さんが保育所に入所しましたけれども、すぐに小学校に入学となります。ここもしっかりと小学校と連携をとっていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。要望といたします。 次に、中央児童館、これは西口にというような声が何回も多かったかなと思いますが、公明党の保坂議員からは、また東口開発の中でも検討していただけないかという声もありました。ここもよく精査をしていただきまして、桶川市にとって一番いい形になりますようにお願いをしたいと思います。 私がここで言いたいのは、今東口側と西口と比べると、スポーツ施設にしても、また公園にしても、何となく西側のほうが設備が整っているのかなというふうに思います。東側には迷惑施設、今ごみの処理場の問題もありますが、そちらに運動場、スポーツ総合運動場の方向性なんかも示してほしいよという市民の声もあります。なので、ぜひこの中央児童館、確かに東側には今設置されている東公民館の中で児童館はありますけれども、東側としての市民の声というものをしっかり受け止めていただいて、もう一度この中央児童館のあり方についてご検討いただきたいと思いますが、このことについてもう一度市長の考えをお伺いいたします。 ○議長(糸井政樹議員) 市長。 ◎小野克典市長 児童館につきましてでございますけれども、先ほどもご答弁させていただきましたけれども、これから策定されます桶川市子ども・子育て支援事業計画の中でも、児童館の整備を重点的な取り組み事項と上げさせていただいておるところでございます。また、市民の皆様からもたくさんのご意見、ご要望をいただいているということも重々承知をいたしております。今の西側と東側の公共施設を比較のようなお話もあったわけでございますけれども、児童館に関しましては、現行計画においても西側に児童館の整備ということで掲げさせていただいておりまして、これまで東側にしか児童館というものがなかったものですから、西側の市民の皆様からも、引き続き西側に児童館をという声も多数いただいているというところもございます。そうした中で今駅前、駅東口の整備にあわせてというような、絡めてというようなお話もございましたけれども、駅東口の例えば南小跡地の活用ということについては、先番議員さんからも多方面からの、また今議会も含めてご意見等もいただいておりますので、それはそれで一つの貴重な選択肢の意見として承らせていただきたいというふうに思いますけれども、いずれにいたしましても、現在、市といたしましても、児童館のほかにも子育て支援施設の充実を図っていかなくてはならないという考えも十分認識しておりますので、例えばですけれども、子育て拠点の支援を図るために子育て支援施設の集約化ということも考えられるわけでございまして、これからいろいろな角度から、子育て支援施設の課題を一つ一つ整理をしていかなくてはならないのかなというふうに思っておりますけれども、その中でやはりこの児童館の整備ができるよう、この計画の推進をしっかりと図っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(糸井政樹議員) 仲又清美議員。 ◆8番(仲又清美議員) たくさん質問項目を出させていただいたので、済みません、何か話がまとまらないで申しわけございませんでした。私は、4期目の公約として、思いやりのある市政ということでずっと掲げてまいりました。そんな中で、今るる災害、またこういった被災状況のこと、また市民生活の利便性のこと、そして子育て支援について、また今回市制50周年記念ということで、後から越してきた方があの曲って何なんだろうとか、そういった新しい人たちにも目を向けていただけるのも一つの思いやりなのかなというふうに思います。確かに子供が学校に通っているころは、この「べにのはな」の歌も私もちょっと口ずさんだ記憶がございますが、では今歌えるかというと、残念ながらここでは暗唱して歌うことができません。そういった中で、桶川を大好きになる、桶川に住んでよかった、そういうふうに思うにはやっぱり桶川のよさ、本当に今一生懸命やっていただいていますけれども、せんだっても川口市ですか、住んでよかったと思えるまちということで、1番に掲げられておりましたけれども、そのインタビュアーがある子育て世代のお母さんに話を聞いたら、ここのまちには児童館と公園がいっぱいあるから、本当に子育てがありがたいのですという声がありました。なので、今西か東かなんていう話をつい私も、公平ではなく東側に住んでいるもので、そのような声を向けてしまいましたけれども、とにかく一つ一つについて思いやりのある、また桶川市のよさをどんどんアピールをしていただいて、本当に桶川に住んでよかった、そのように思えるまちづくりにぜひ私ども、また市議会、そしてまた行政、そして市民と一体となって、今後もまた頑張っていきたいなという決意を述べさせていただいて、私の一般質問を終了いたします。ありがとうございました。--------------------------------------- △発言の訂正 ○議長(糸井政樹議員) ここで執行部より発言の訂正がございますので、それを許可します。 企画財政部長。 ◎川辺吉展企画財政部長 済みません。先ほど市民の歌を「べにばなのうた」と言ってしまいました。訂正のほうをお願いします。--------------------------------------- ○議長(糸井政樹議員) 以上で8番、仲又清美議員の質問を終了いたします。 ここで暫時休憩をいたします。 △休憩 午前10時34分 △再開 午前10時53分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。--------------------------------------- ○議長(糸井政樹議員) 次、2番、星野充生議員。   〔2番 星野充生議員登壇〕 ◆2番(星野充生議員) どうも皆さん、こんにちは。議席番号2番、日本共産党、星野充生です。2期目に入りまして、再びこの場に立つことができましてほっとしております。引き続き市民の皆さんの声を市に届けるべく頑張ってまいります。また今回、改正によって会派が6つに増えました。他会派の方々とも手を取り合うべきところは手を取り合い、そして意見がたがえる場合は議論をしっかりと尽くして、よりよい方向へ持っていけたらいいのではないかなと、このように思っております。引き続き皆さん、どうぞよろしくお願いいたします。 さて、それでは、一般質問を通告に従いまして行わせていただきます。 まず、大きな1番は、今後のごみ行政のあり方についてです。埼玉中部資源循環組合が解散の方向になりました。市民の方からもいろいろと今後どうなるのか、不安の声をいただいております。そういった中で、私たちとしてはやはりまずごみの減量、分別、こういったものをまずは徹底させていかなくてはならない、さらに徹底させていかなくてはならない、そうした上で今後の方向性というものを示していかなくてはいけない、このように考えております。 (1)番、ごみの分別、減量の徹底について。これまでも多くの議員の方々がこれについては質問等をしておりましたが、私なりの提案なども含めて、まずは質問をさせていただきます。 ①番、市民に対し広報にて分別、減量の意識づけ、これは行っていると思います。広報以外では、どういう方法でやられているのか、まず確認したいと思います。 ②番、今後さらなる減量について、ごみの減量です。減量について市民の理解、そして協力を得る必要がありますが、どのように周知徹底すればよいとお考えか、そこを伺いたいと思います。 ③番は、これは事業者に対してです。事業者に対してもいろいろとごみの減量をお願いして、それで随分と桶川市のごみが減ったというような報告はいただいておりますが、ことここに至ってはさらに、やはり事業者の方にもさらなるお願いをしなくてはいけないのではないのかと思いますが、これまでの対応、そして今後の対応について伺いたいと思います。 (2)番は、新処理建設計画についてでございます。今はもう出口の見えないトンネルに入ってしまったような、そんな感じがあります。少なくともそのゴールというものを早く示さなくてはいけないのではないか、それが今回こういう事態に陥ったまず一つの責任のとり方なのではないのか、私はこのように思います。 ①番として、いつまでに何をどうするのか、今後の具体的計画について伺います。 (3)番は、ごみ袋の改善についてです。以前も一般質問で、これは取り上げさせていただきました。あのときは、埼玉中部資源循環組合がまだありまして、そしてそれで新しくごみ処理場ができたら、そのときの統一規格といいますか、そういうようなものも考えて、今後検討していきますよというような、そういう答弁でした。それも受けて、少なくともサイズぐらいは少し小さく、高齢者、独居高齢者などの方のために少し小さいサイズというのもあったらいいのではないですかというような提案にとどめていました。ちょっと遠慮して、そういう提案にしていたわけですけれども、今回解散になります。もう遠慮する必要はございません。これまでに市民から寄せられたいろんな意見をもとに、これを機に新たなごみ袋をつくってみてはいかがですかということで、①番にその旨書いております。どうぞお答えいただきますようお願いいたします。 大きな2番は、防災対策についてでございます。これは、多くの議員の方からも質問今回たくさんされております。私もそれを見越して少し質問件数を抑えていたのですけれども、それでも重複する部分が出てきております。それだけ今回の台風19号の災害、非常に大きなものであったというあかしでもあると思います。改めまして、この台風19号で被災された方々にお見舞いを申し上げたいと思います。私のほうでは、私の住んでいる地域のほうにいろいろと聞いたことを少しここで聞いておきたいと思います。 (1)番が情報発信についてです。 ①番、台風19号接近に際しましては、やはり防災無線が聞き取れなかった、こういう声をたくさんいただきました。台風が来れば窓も扉も締め切ってしまいますから、余計に聞こえない。これまでもこの防災無線に関しては、何度もちょっと聞き取れないという声は聞いていたわけですけれども、そしてその都度、以前より防災ラジオ、これの導入を求めていましたが、今回改めてまず導入を求めたいと思いますが、市の見解、これを伺いたいと思います。 そして、②番です。聴覚障害者に対してということで、これは皆さん、選挙中に聴覚障害者の団体の方から、公開質問状というものが届いたのではないかと思います。そこで、私自身もまだまだ意識が足りていないなと、ちょっと痛感した次第でございます。聴覚に限らず障害者に対しての配慮というものがやはり必要にはなってくるなと思いました。今回は、聴覚障害に限定させての質問になります。聴覚障害者に対しては、これは音による発信以外の方法、これが必要と考えますが、市の対応はどのように考えているか伺いたいと思います。 そして、(2)番は、避難所についてでございます。台風の19号の際には避難所が開設されたということでございましたけれども、これについては市だけの問題ではないと思います。日本国内の避難所のあり方という問題にもなるのではないかと思います。それについて、まず市の考えを伺いたいと思います。 ①番は、プライベートスペースの確保、これがやはり今求められております。外国の避難所の様子なんかも最近はもうインターネットで見ることができます。かなり進んでいるというようなこともあります。市のほうは一体どうなのか伺いたいと思います。 そして、②番は、小中学校の体育館のエアコン設置に関してです。これも複数の議員が以前から求めてきていたものでございますが、市の答弁は単純にエアコンをつけるだけでは効果がない、ですから大変なのだというようなことで難しい、こういう見解でございました。それなので、どれほど難しいものなのかをまずは確認していきたいと思いまして、1つの体育館に冷房効果を高めるための改修及びエアコン設置に必要な工程及び費用、これをまず伺いたいと思います。 続きまして、大きな3番、教員の労働環境の改善です。ここも何度も私この場で改善を求めてきて、なかなかうまくいかないところもございます。せんだっては国会のほうでも1年単位の変形労働時間制、これを導入する旨の法改正が行われました。現場の教員の話を聞きますと、これ以上長時間労働を助長するつもりかとか、そういうような声も聞こえております。状況を改善するどころか、長時間労働をさらに助長するようなこの制度、最終的には自治体の判断で導入するかどうかということではありますが、これに関しては断固反対の立場で、そんなことをするよりも少しでも教員の労働環境を何とかするような方策を立てるべきではないか、こういう立場で今回は質問をさせていただきます。 根本的な解決方法は、やはり教員の増員ではありますが、今回はそこには触れずに(1)番の長時間労働是正の取り組みについて、市の考え、そして幾つか私のほうでも調べたところで、こういう取り組みがあるみたいだからどうですかといった形で、提案をさせていただくものです。 ①番、まずはこれは市の考えということですが、文部科学省の公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドライン、ここでは1カ月の在校等時間について超過勤務45時間以内、1年間の在校等時間について超過勤務360時間以内、このようにしておりますが、市の現状はどうなのか、それに対する市の見解を伺いたいと思います。 ②番は、長時間労働の一つの大きな要因にやはり事務作業、これが煩雑で、そして量も多い、こういった意見をよく聞いております。そういうことで、事務作業の削減、効率化について何か検討されているかどうか伺いたいと思います。 ③番は、これは別の自治体の取り組みの一つの例でございます。京都府委員会、こちらが今月から府立高校や付属中学校、特別支援学校、こちらで電話応答終了時刻、これを午後5時までにというふうに設定をしたということです。そして、府内の小中学校、こちらにおいても、自治体によって5時から、6時から、7時からといったところで設定時間は違いがありますが、同様の動きがあるということでございました。桶川市においても、この辺について検討されてみてはいかがかということで③の質問とさせていただきます。 そして、(2)番が全国学力テストの問題、関係についてです。これは、一般質問を通告する2日目の出来事で、本当にちょっとつけ足したような感じになってしまっているわけでございますけれども、①番に詳しく書かれております、高知県の土佐町議会、こちらで今月の10日、全国小学校6年生及び中学3年生の全てを対象にして全国学力テストを行われておりますが、それを抽出式に改めること、これを求める意見書というものが賛成多数で可決されました。この意見書の中では、子供たちが都道府県独自の学力調査もあって、テスト漬けの状態であるということを指摘して、そして教員がテストの分析と対策に追われて疲弊しているなどとして、この学力テストのあり方を求めるということです。改めることを求めているものです。ここに書いてあるテストの分析と対策、この桶川市の現状について伺いたいと思います。 大きな4番がペットの去勢手術についてでございます。これについて意識したのは、2年前か3年前だったと思いますが、ここの桶川市議会の動物議連でさいたま市の動物愛護センターに視察に行きまして、そこに壁にペットの去勢の手術を補助しますよという張り紙が張られてありました。こんなものがあるのかと、そのときはそう思っただけだったのですけれども、今回市民のほうから、こういった制度あったらいいのではないですかというお声をいただきまして、それでは市のほうの考えをまずは伺ってみようと思って、今回質問をさせていただきます。 (1)番として、多くの自治体では、飼い犬または飼い猫の不妊や去勢手術の費用を一部負担しておりました。隣の上尾市では、飼い主のいない猫、これの不妊去勢手術支援事業、こういうものを行っており、市内の獣医師の協力によって無償で行っているということでございました。 ①番に、桶川市でもそのようなことを導入できないかどうか検討してみてはいかがかということで、質問をさせていただきました。 以上、1回目の質問になります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。   〔金子由則市民生活部長登壇〕 ◎金子由則市民生活部長 大きな1、今後のごみ行政のあり方についての(1)、ごみの分別、減量の徹底について順次ご答弁申し上げます。 ①、広報以外の方法での周知はでございますが、分別という点では、市のホームページや昨年リニューアルした分別ガイドブックなどを発行しております。また、転入者向けには、転入手続の際にごみ収集日程表などのごみに関する情報とともに燃やせるごみの45リットルの指定袋を1枚封入し、桶川市の分別の仕方について周知を図っております。 次に、②、さらなる減量について市民の理解、協力を得るためには、どのように周知徹底すればよいかと考えるかでございますが、市民の皆様が市政の情報に触れる機会を捉え、減量した場合のメリット、減量しなかった場合のデメリットをわかりやすく市民の皆様に気づいていただけるような周知の仕方をすることが大切ではないかと考えております。 次に、③、事業者に対してのこれまでの対応並びに今後の対応についてでございますが、平成28年、29年度の2年間にわたり、環境センターに搬入されるごみの展開検査を行い、収集運搬業者を通じて事業者へ分別の徹底などを促してきました。また、今年度より開発行為の事前協議の情報があった事業所には、完了検査時に環境センター職員が直接現地をお伺いして産業廃棄物との違い、桶川市のごみの分別方法などを説明する対応を行ってきたところでございます。まだ始まったばかりの対応ですので、今後に向けて新たな課題はないか、確認しながら説明内容に工夫を加えてまいりたいと考えております。 次に、(2)、新処理場建設計画についての①、いつまでに何をどうするのか、今後の具体的計画についてでございますが、先番議員さんのご答弁と重なりますが、現段階でいつまでに何をどうするのかという点については、現段階でご答弁できる状況ではございません。繰り返しになって恐縮でございますが、さまざまな可能性を検討し、適宜議会、市民の皆様にその都度状況報告、情報提供をさせていただきたいと考えておりますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 次に、(3)、ごみ袋の改善についての①、市民から寄せられた意見をもとにして新たなごみ袋をつくってはでございますが、これまでこのご提案につきましては、国が進めているレジ袋の有料化や中部資源循環組合がごみ袋を統一するのかを見きわめたいとご答弁させていただいておりますが、組合が解散する方向となったことから、今後の方向性も踏まえ、ごみ袋の製造業者と意見交換をしてまいります。 次に、大きな2、防災対策について順次お答えいたします。 初めに、(1)、情報発信についての①、台風19号接近に際し、防災行政無線が聞き取れなかったとの声を多数いただいた、以前よりラジオの導入を求めていたが、改めて導入を求めたいが、市の見解はについてお答えいたします。議員のおっしゃる戸別受信機の導入も、防災無線の情報受信ツールとして有効なものと認識しておりますが、現在市では防災情報メールへの登録を推進しており、登録し利用をお願いしているところでございます。防災情報メールは、防災行政無線が聞き取れなかった場合でも放送の内容が文字情報で配信されますので、目で見て内容の確認をすることができますし、端末に記録として残せますので、見返すことも可能でございます。また、前回の9月議会でご承認いただきました防災行政無線デジタル化工事の中で説明させていただいておりますが、聞き取れなかった方を補完する仕組みとして、専用ダイヤルに電話をかけていただくと、聞き取れなかった、聞き漏らした防災行政無線の放送内容を電話で聞ける電話応答サービスを来年度早々には利用開始ができるよう進めているところでございます。 市では、聞き取れなかった方への対応といたしましては、防災情報メールの登録の推進や新たに電話応答サービスにより対応してまいりたいと考えているところでございます。 次に、②、聴覚障害者に対しては、音による発信以外の方法が必要と考えるが、市の対応はについてお答えいたします。こちらにつきましても、防災情報メールをご活用していただきたいと存じます。スマートフォンや携帯電話で登録していただければ、端末のバイブレーション設定により体感でその受信がわかり、防災情報の内容については、こちらも文字情報で確認することができますので、ご利用いただきたいと存じます。 次に、(2)、避難所についての①、プライベートスペースの確保が求められているが、市の実態はについてお答えいたします。避難所では、議員ご質問のとおりプライベートスペースの確保が必要と考えております。そのため市では、パーティションの利用によりプライベートスペースを確保できるよう、パーティションの備蓄をしているところでございます。しかしながら、備蓄スペースに限りもあり、十分な量の確保が困難な状況となっておりますので、今後避難所運営の課題として検討してまいります。 次に、大きな4、ペットの去勢手術についての(1)の①、桶川市でも不妊去勢手術費用の助成導入を検討してみてはについてお答えいたします。現在、埼玉県内においては、政令指定都市、中核市を含めた12市町が飼い主のいない猫の不妊去勢手術費用の補助金を交付しております。内容としましては、飼い主のいない猫を捕獲した方が動物病院に連れていき、不妊去勢手術を受けさせた後、再びもとの場所に開放します。補助金については、市に申請をすることで不妊去勢手術費用の一部が補助されます。この不妊去勢手術費用の補助は、繁殖を抑制し、飼い主のいない猫や殺処分のされてしまう猫を増やさないという取り組みでございます。本市での市民の方から寄せられている苦情の多くは、猫のふん尿のにおいや植物などが荒らされるなどでございまして、この苦情の発生原因の一つとしては、飼い主のいない猫への餌やりを行い、結果的に多くの猫が集まってしまっていることでございます。現在、市としましては、飼い猫については室内飼育を推奨し、飼い主のいない猫への餌やりをしないよう広報やホームページ等を通じて呼びかけており、また本市で行われるイベント等の際にも、飼い主のいない猫への屋外での餌やりに対する注意喚起のチラシを配布するなどの啓発活動を行っているところでございます。不妊去勢手術費用の補助金につきましては、先ほどお答えしました12市町の取り組み効果等を見ながら、本市の状況に合うものかどうかを含め、調査研究していきたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。   〔家徳丈夫教育部長登壇〕 ◎家徳丈夫教育部長 大きな2の(2)の②、小中学校体育館へのエアコンについて、一つの体育館に冷房効果を高めるための改修及びエアコン設置に必要な工程及び費用についてお答え申し上げます。 体育館にエアコンを設置する場合につきましては、体育館の屋根や壁に断熱材がないと冷房効率が悪くなるといった構造上の問題がございます。そのため冷房効果を高めるためには、屋根、外壁、床、サッシの断熱材などの改修が必要となります。一つの体育館の冷房効果を高めるための改修に関する費用及び工程でございますが、約1億円で7カ月程度でございます。また、エアコン設置に関する費用及び工程でございますが、約7,000万円で約5カ月程度でございます。一つの体育館に冷房効果を高めるための改修及びエアコン設置に必要な費用につきましては、合わせて約1億7,000万円でございます。また、工事に先立ち設計及び関係各部署等との調整も必要になりますことから、工程については2カ年程度必要となることが想定されております。 次に、大きな3、教員の労働環境改善の(1)、長時間労働是正の取り組みの①、文部科学省の公立学校の教師の勤務時間の上限に関するガイドラインで定められた1カ月の在校時間について、市内の現状と、それに対する市の見解についてお答え申し上げます。 議員ご指摘のように本ガイドラインでは、勤務時間の上限の目安として、1カ月の在校等時間の総時間から条例などで定められた勤務時間の総時間を減じた時間が45時間を超えないようにすること、1年間の在校等時間の総時間から条例などで定められた勤務時間の総時間を減じた時間が360時間を超えないようにすることとございます。本市の教職員の状況といたしましては、数字のとり方で若干の定義の違いはございますが、ガイドライン公表前の参考データとして、平成30年度の平均では1カ月の在校時間における、いわゆる超過勤務時間は53時間でございました。桶川市教育委員会といたしましても、教職員が健康で子供たちに向き合えるよう、今後も教職員の働き方改革の実現に努めてまいります。 続きまして、②、事務作業量の削減、効率化について何か検討されているかについてお答え申し上げます。現在、検討している内容といたしましては、これまで手書きで記入していた出席簿や学校日誌を電子化する準備を進めております。今後も各小中学校の主幹教諭や教務主任が参加する学校運営研究委員会等において、教職員の声を聞きながら事務作業の効率化を進めてまいります。 続きまして、③、学校における電話対応終了時刻の設定についての検討についてお答え申し上げます。現在、本市におきましても、小中学校における電話受付終了時刻の設定を実施するための準備として、学校や関係諸機関と検討しているところでございます。 続きまして、(2)、全国学力テストとの関連の①、テストの分析と対策の桶川市の現状についてお答え申し上げます。文部科学省では、全国的に児童生徒の学習状況を把握する全国学力学習状況調査を平成19年度から実施しております。本年度も4月18日に実施され、7月31日に文部科学省が結果の公表を行っております。小学6年生と中学3年生を対象に、埼玉県では全ての対象校で実施され、桶川市も調査開始時より参加しております。 桶川市では、平成26年度より市全体と各小中学校で、それぞれ全国学力学習状況調査の分析結果をホームページで公表しております。保護者の皆様には、概要版として配付しております。各学校では、結果データが届けられる7月から研修会等でデータ分析を始めて、学力向上の方策についてプランとしてまとめ、11月15日に公表いたしました。こうした分析結果を通して、今求められている学力について教員が改めて理解することや自校の子供たちの長所や課題を整理し、それを踏まえて指導計画を立てて実践することで、最大限の教育効果を上げることにつながっていると考えております。子供たちに未来を生き抜く学力をつけることこそ、学校教育の大切な目標であることから、全国や全県規模で行われております学力学習状況調査に参加することと、その分析については意義深いものであると認識しております。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) ご答弁ありがとうございます。それでは、再質問に移らせていただきます。 まずは、大きな1番のごみの問題に関してなのですけれども、分別と減量についての周知というところで、答弁の中では分別という点ではというようなことだけしか言っていなくて、減量について触れていないのです。つまり減量については、広報以外には周知していない、こういう解釈でよろしいかどうかまず伺いたいと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 先ほどご答弁申し上げたとおり、分別の徹底が減量につながるという観点から、分別の徹底を優先して取り上げておりまして、減量だけに絞って周知はしていないというところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) そうしますと、減量した場合のメリット、デメリットを気づいていただくことが大切だというようなことをおっしゃっておりましたが、そのメリット、デメリットって具体的にどんなことが考えられるのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 減量したメリットといたしましては、理念といたしましては、環境負荷の軽減となりますが、本市の場合、ごみ処理を外部に委託していることから、減量化をすることでごみ処理経費を減らすことができます。反対に減量せずにごみが増えますと、ごみ処理経費も膨らむことになりますので、そういった点はデメリットというものでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) そういったことを気づいてもらうようにはやっぱりいろんなところで、例えば講演を行うだとか、そういったようなことが必要になってくるのではないのかなと思います。減量する、分別する、それだけではなくてごみ出しのルールなんかもしっかりと守っていく、そういう意識も必要になってくるのではないかなと思います。9月の議会で私、ちょっとごみ収集所の問題をちょっと取り上げていきましたけれども、はっきり言ってしまえば、場所を限定させて言いますと、改善全然できていないのです。そういったことも含めて市民のごみの意見、ごみに対する考え方、こういったものをちょっと意見交換をするような場というものをシンポジウムとでも言うのでしょうか、そういったようなものをちゃんと開催して、市民の方にもちょっとごみの出し方、ルールも含めて減量、分別、この徹底をしっかりとやってもらう、そういう場をちゃんと設けてやっていく必要があるのではないのかなと私は思うのですが、その辺についてはいかがお考えでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 現段階におきましては、シンポジウムなどを開催するということは考えておりませんので、引き続き広報等で周知をしてまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) 広報も人によってはやっぱりなかなか見ないようなこともよくこちらでは聞いているのです。来てもちょっと見ないよとか、それでそれをホームページに載せていたとしても、ホームページをパソコンを全員が持っているわけでもないというような状況ですから、いろんな方法でちょっと知らせていかなくてはいけないのではないのかなというふうに考えております。 例えばちょっと有名みたいです。鹿児島県の大崎町、ここでは何かごみの分別を27品目ぐらいにやって徹底していて、12年連続でリサイクル率が日本一だとかという、そういうようなものがあるみたいです。ここでもやはり例えばその分別に対する説明会、ちょっとこういうやり方をするときのということなのですけれども、3カ月から4カ月間の間で450回説明会をしたというようなことなのです。こういったやっぱり自治体側としてのこういう努力というか、そういうものもやっていかないといけないのではないのかなと思います。その辺についてはどうでしょうか、どうお考えでしょうか、伺います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 お答えいたします。 今後につきましては、市民の周知の方法等、どういう形がよいかということも含めて検討してまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) いろんな方法があると思います。ぜひ検討していただければと思います。 事業者に関してなのですけれども、展開検査をやっているというようなことで、それでどうでしょうか、分別等々ルールを守らない事業者というのはやっぱりいるのではないのかなと思います。そういう事業者というのは市のほうでは把握できているもんなのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 分別等のルールを守らない事業者等の特定につきましては、生活系のごみ同様、袋をあけたときに店舗が特定できる情報が袋の中に混在していれば特定することができます。また、特定した場合には速やかにルールを守るよう改善指導を行っているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) さっき言った大崎町のほうでは、名前をつけて、それである意味ではちょっと徹底を促しているというような話なのです。昔は、こういったごみ袋を出すときには名前を書くようなというようなものが昔はあって、今でも一応ごみ袋に何か名前書きそうなスペースはあるのですけれども、やっていないというような状況でしょう。これに関しては、いろんな意見もあると思います。ただ、やはり事業所でそんなふうにやるわけですから、市民のほうもなかなか難しいとは思いますけれども、ちょっとこの辺も含めていろいろと考えていく必要があるのではないか、その際の市民の意見というものをきっちり取り入れるような場というものをつくっていかなくてはいけないのではないか、それが先ほど申し上げたいわゆるシンポジウムの開催につながるのではないのかなと思っておりますので、ぜひその辺について前向きに考えていただきたいと思います。 それでは、焼却場のほうの問題についてちょっと伺いたいと思いますけれども、前回の質問でもあらゆる可能性ですとか、今回はさまざまな可能性というように言っているわけですが、ここでまず一つ確認していきたいと思いますが、このさまざまな可能性の中には焼却以外、この方法についても、これも選択肢に入れられているのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 さまざまな可能性、あらゆる可能性についてでございますが、安定的なごみ行政を持続していくための可能性を考えていかなければなりません。現段階では、焼却に頼らずにごみ処理を行うことは困難と考えておりますので、まずは焼却施設の建設について、あらゆる可能性を検討していなければならないと考えているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) 結局はさまざまな可能性ではないですよね。焼却というふうに限定させてしまっておりますよね。この辺は、いろんな自治体、やっぱり焼却に頼らない方法でやっている自治体もあります。先ほどの大崎町は焼却炉がなくて埋め立てでやっているというようなことで、その埋立地がなかなか今後大変になるからということで、分別を徹底させていったというような、そういう背景があるようです。そういったことも含めてさまざまあらゆる可能性いろいろ言っているわけですから、その辺についてはしっかりと考えていただきたい、そしてそのためにはやはり市民の声をしっかりと聞き取る必要があるということでさっきも何度も言っています。やっぱりそういう場を設けてくださいよということになるわけです。 私のほうにもやはりあそこにつくればいいのではないのと、市内の中でというところ、いわゆる環境センターの再利用というか、再起動といいますか、そういうものも含めて4カ所ほど具体的にどこというところではないのです。あの辺どうだみたいな、そんな話なので、なかなかあれですけれども、それでも4カ所程度の意見というか、声が聞こえているのですけれども、そういったところというのは、市のほうでは意見入ってきているのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 市内での建築場所についての市民からの意見はあるのかということでございますが、特にいただいていない状況でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) これをどう捉えるかですよね。私に言って、市には言っていない、私がそれを伝えればいいのかというようなことですけれども、具体的にどこというところのものまでは聞いていませんから、あれなのですけれども、潜在的には市民の方もやっぱり市内の中で何かできないのかというような考えを持っている方も一定数やはりいるというようなことです。それらも含めて、ぜひそれこそさまざまな可能性、これについてしっかりと検討していただきたい。そして新処理施設、先ほども言いましたがトンネルのゴールが見えていない、この状況の中で市民の方々は不安に感じているわけでございますから、やはり早くどういうふうにやっていくかということを決めていかなくてはいけないのではないかと思います。 それでは、まず第1に、この焼却新処理施設をつくろうというようなときに、第一に何を決めていかなくてはいけないと、お考えでいらっしゃいますか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 安定的なごみ行政を持続するためには、現在の桶川市の状況や課題、新たなニーズ等への対応を踏まえ、どのような施策が市民のためになるのかが大事だと考えているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) せめてそれを本当一日も早く決めて、ただ拙速にというわけではなりませんので、ちゃんとじっくりと考えていただきたい。このように思います。 では、ごみ袋に関してなのですが、まずどうでしょう、答弁を聞く限りは少し前向きでいるというような感じで私は判断してよろしいのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 お答えいたします。 国が進めております。レジ袋の利用化については、全国的な動向やどのような影響が生じるかなど、注意していかなければならないと考えております。また、バイオプラスチックという原料に再生可能な有機資源以外の物質も含むものも出てきておりますので、全国的にも企業がいろいろな取り組みをし、実施しているようでございます。ごみ袋の取り巻く状況を製造業者の意見を参考にして考えてまいりたいと思いますので、まずは意見交換を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) ごみ袋に関する意見としては、さまざま以前にも言いましたけれども、ちょっとかたいだとか、取っ手が欲しいだとか、そういうようなことをいろいろと聞いております。また、今回私のほうにいただいた意見としては、一般に市販されているごみ袋の45リットル、これが桶川市の大サイズということになるのですけれども、なぜかポリバケツですか、ポリバケツに入れようとしたら、普通の45リットルだったらきちっと入るのに、桶川市内のごみ袋ではうまく入らないという、何かそういう意見を聞いて、何でだろうとちょっと思っていたりはするのですけれども、恐らくは厚さだとか、その辺がちょっと大きな理由、原因になっているのではないのかなと思っております。そういったことも意見として上がってきておりますので、そういったことも含めてよりよいごみ袋というものをぜひ考えていただきたい、そう思います。ごみに関しては以上とさせていただきます。 続きまして、防災に関してです。何度もラジオのことを言っては、結局はメールを推進させていきたいというような、そういう答えで全く変わっていないわけですけれども、何度も言っておりますが、全世帯で携帯電話を持っているのかというと、そういうわけでもないと、メールの登録状況はどうですかと聞きますと、先番議員の答えで8,452件、これはやっぱり少ないというか、そういうふうに感じるわけでございます。私自身も防災メールの登録をしようとしたのですけれども、何かうんともすんとも言わないのです。恐らくは登録の手順を間違えたのかもしれませんけれども、一旦失敗すると、もういいやという、そんな感じにもなってしまうわけですし、あと最近私の考えですけれども、アドレスを使ってのメールの発信って、携帯ではもうほとんどやらないのではないですか。大体ショートメールですとか、ラインですとか、そういったようなものでの連絡手段がメーンになって、アドレスを使って、それを携帯でというのは、はっきり言ってしまえば時代おくれになりつつあるのではないのかなと、私なんかはそう思っております。ですから、今後のこととしてはラインを使うだとか専用のアプリ、何かヤフーとの提携云々という話もありましたけれども、市独自でそういったようなもの、新たな情報発信を今後検討していくのかどうか、そこをまず伺いたいと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 ご質問にお答えいたします。 9月議会でご承認いただきました防災行政無線デジタル化工事の中でご説明させていただいておりますが、この工事の中で整備いたします複数メディア連携装置により、放送と同時に入力した文字データを一斉に防災情報メール、ホームページ等と連携ができるようになります。そのためどのようなSNSアプリと連携するのが有効かにつきまして、今後検討してまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) いわゆるIT関係に関しましては、もう日進月歩といったような感じでどんどん、どんどん先へ進んでいきますから、それに対応していくことは、これは必要だと思いますので、そこは大いに進めていただきたいと思います。しかし、その一方で、やはり端末を持っていないような、そういう方もいらっしゃるわけで、どんどん、どんどんテクノロジーのほうが進歩していく一方、ちょっと言葉悪いですけれども、置いてけぼりにされている、そういうような方も一定数いらっしゃる、やっぱりそういう人たちに対してもしっかりとした情報伝達の手段というものは必要になってくるのではないかと思います。だから、ラジオが必要なのだというふうに私は言っているわけでございますよ。3年前でしたっけ、新潟県の糸魚川市、大きな火災がありましたよね。ああいう火災があっても一人も死者が出なかったということで、結構それ話題になりました。その大きな要因にやはり戸別受信機、ラジオ、これを5,000円で設置できるようにしていたと、それで市内の半数に普及していた。だから、ああいう結果になったのだというような、そういうような報道もありました。やはりこれだけやっていれば大丈夫という、そういうものではないのです。いろんなやり方というものを提供していく、これが必要になってくると思います。今ラジオの普及、これをさせる努力もやはりすべきではないかと思いますが、改めて市の考えを伺います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 先ほどお答えしましたとおり、デジタル化によりまして、その発信内容が防災情報メールやホームページと連携できるようになります。そのような新しい機能も加えまして、市といたしましては、引き続き防災情報メールの登録を推進してまいりたいと考えているところでございます。また、現在、戸別受信機を初めさまざまなツールも出てきておりますので、調査研究をしてまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) ぜひ前向きにということですよね。私の話ですけれども、先ほど言ったようにメールを登録してもうんともすんとも言わない。端末によっては、もうそういったメール機能自体が使い勝手の悪いような端末もやっぱりあるのではないのかなと思います。そういったことも含めてさまざまな方法をちょっと取り入れるようにしていただきたいと思います。引き続きこれは状況を見ながら、また一般質問でも取り上げることになると思いますので、よろしくお願いいたします。 では、避難所についてですけれども、パーティションの話がありました。各避難所にどれだけ備蓄されて、それが何人分のスペースになるのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 パーティションのご質問にお答えいたします。 パーティションは、地区内活動拠点校となる市内小学校7校の防災倉庫にそれぞれ4組備蓄しております。倉庫内のスペースの関係から、この数となっております。小学校以外の備蓄倉庫にも備蓄しておりまして、市全体といたしますと、95組を備蓄している状況でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) パーティションでは、スペースも倉庫のスペースとってしまいますから、この辺はいろんな自治体ではやっぱりテントの導入とかをやっているところもありますから、またテントとも言わずとも簡単にひもで、ひもというか、何か紙の棒といいますか、そういうもので区切って、そして布とかで仕切る、そういうような簡単なものもやっているみたいです。ちょっとその辺は、それぞれの自治体、やっている自治体をちょっと確認していただいて、どういう方法がベストなのかというところは考えていただきたいなと思います。ただ、パーティションもそうなのですが、今後、避難所のあるべき姿としてやはりいろんな設備、これからしっかりとやっていかなくてはいけなくなるのではないのかなと思います。内閣府のほうでも避難所運営ガイドラインですか、そういったようなものがあるようで、それに従っていろいろと計画立てているのではないのかなと推測はするのですけれども、実際のところ私も見ましたけれども、あれではやっぱりちょっとまだまだ足りない部分があるなというふうに感じております。 一つ、避難所のあるべく環境という点では、アメリカの疾病予防管理センター、こっちのほうが何かアセスメント項目いろいろ出しているみたいです。55項目ほど出しているみたいです。水道、お湯が使える、1人当たり3.3平米以上のスペースがある、電気が使える、室内が寒くない、避難所で食事をつくる、配膳する、食事が冷たくない、十分な簡易ベットなどがある、子供の遊び場がある、おむつ等の場所が清潔である、いろんな項目が上げられて、これをさすがに全部備える避難所というのは国内、そして市内ではなかなかないのではないのかなとは思っていますが、やはりその中でもスペース、そしてベッド、そしてトイレ、この辺がまずはちょっと最低限備えておくべきことなのではないのかなというふうに思いますが、その辺で簡易ベッドですとか、簡易トイレ、こういったようなものはどうなのでしょう。状況をちょっと聞きたいと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 ご質問にお答えいたします。 簡易ベッドについてでございますが、簡易ベッドのかわりになる空気で膨らませるエアマットを備蓄しております。960個備蓄しております。 続きまして、簡易トイレにつきましては、市内小学校7校の防災倉庫を中心に備蓄しております。こちらにつきましても約960個、薬剤については1万5,000個程度備蓄している状況でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) その辺は、少し考慮されているなというふうに思いましたので、であればなおのことプライベートスペース、こちらのほうのちょっと充実といいますか、そこをぜひお願いしたいと思います。 そして、アメリカのそこでは、室内が寒くないというようなこともありました。日本の場合だったら、さらにここでは暑くないというようなこともちょっと必要になってくるのではないのかなと思います。そういう点では、やはりエアコンの設置、答弁の中では、なかなかお金、そして時間もこれは必要になってくるのではないのかなというような気がしますが、とはいえ、そうは言っていられないような状況にあるのではないのかなと思います。やはり命を守るという上では、ちゃんとやらなくてはいけない内容になってくるのではないのかなと思います。今、いわゆる学校のほうでは老朽化対策、そういったようなところでの大規模改修計画、こういうものも進められているところではありますが、こういう計画の中にエアコンの設置というものは入らないものなのかどうかちょっと伺いたいと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。
    ◎家徳丈夫教育部長 体育館へのエアコン設置におきましては、先ほどご答弁申し上げたとおり、現時点での課題が非常に多くございます。ただ、災害時の避難場所としての機能、また小中学校の体育館でございますので、児童生徒が日ごろから暑い中で運動しているというような状況もございます。これを考慮しまして、老朽化対策基本計画の中において、引き続きさまざまな観点から調査研究を行ってまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) さまざまな問題ございますけれども、人命というものが何よりも優先されるべきものではないかと思いますので、これについては引き続き検討して、前向きに検討していただきたい、このように考えております。 では、学校の先生の問題というところに移りますけれども、まず事務処理に関しては電子化を進めていこうと考えているということなのですけれども、具体的にどういったようなものを考えていらっしゃるのか伺いたいと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 学校には備えるべき標榜として学校日誌がございます。また、児童生徒の出席簿もございます。これらについて来年度から電子化するため、今まで手書きで記入していたものをパソコン上でできるように、業務の効率化を図っているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) 本当少しでもこれで軽減されればありがたいことではございます。それは、電話の終了時間というものも入るのではないのかなと思いますけれども、前向きに考え、やろうとしているというような考え、ことなのですけれども、ちなみに何時を想定しているのでしょうか、終業時刻は。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 現在、小学校では午後6時、中学校では午後7時という想定をしております。これは、児童生徒が下校時刻から約1時間程度を見込んで、自宅に帰宅するであろう時間を想定して、これらを設定しようとしているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) これに関しては、実際にやってみないとなかなかどういうふうなことになるかというのはあるかと思います。前向きに考えていただければありがたいのですが、ただやはり注意していかなくてはいけないのは、今後もしこれが導入されて、その後の設計時刻以降の連絡のやりとりというものが、例えば教員の携帯やスマホだ、そういったようなところでやられるようになってしまったら、これは本末転倒どころか、新たなトラブルの種にもなってしまいます。最近、静岡県の浜松市においては、教師用のSNS利用に関するガイドラインということで、教室に持っていくなだとか、何かそういったようなことがあって話題になりました。私としては、こんなことをやらなければいけないのかというふうな思いを持ってしまったわけなのですけれども、そういうことのないようにしっかりやっていただきたいのですが、確認です。市内の教職員のスマホの取り扱いです。これについてちょっと伺いたいと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 まず、先ほどの電話の受付の設定以降ということで、連絡先につきましては緊急の場合ということで桶川市教育委員会の事務局のほうに、学務課のほうを窓口として行う予定でおります。これらについては、保護者やホームページ等でも周知していきたいというふうに考えております。また、教職員のスマホの取り扱いについてでございますが、埼玉県でも不祥事根絶を目指した全教職員向けにリーフレットを配布しております。その中には、公私を問わず児童生徒の携帯電話番号やメールアドレス等を取得することを禁ずることや、児童生徒への連絡は学校の電話を使用し、個人の携帯電話は使用しないことが示されております。教育委員会といたしましては、各校において、この内容を含め個人所有の携帯電話が適正に取り扱われるように、校長会議等で働きを行っているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) それがちゃんと徹底されていればいいのですけれども、それでも何かあってしまうというのがこの世の中というか、そんな感じもしますので、何かトラブルが起きないような善処というものをしっかりとやっていただきたいかなと思います。学力テストについては、こういった意見書が出てくる、それを現場の先生に聞いたら、いいではないですかと、ぜひやっていただきたい、抽出式にしてほしいと、そんなような意見も出てきたわけです。私、質問の仕方がちょっとまずかったかなと思うのですけれども、その対策だとか、そういうものに先生方が時間をとられてしまって、例えば何か事前の練習なんか、そういったようなものをやらせたりとか、そういったようなものが桶川市のほうではどうなのかなというようなことで質問したのですけれども、その辺が答えられてはいませんでした。質問の仕方が悪かったのかなとは思います。ちょっと現場の先生から聞いたら、特にそんなことはやっていないというような、そういう話ではありましたが、なおのこと、だからこそ何か現場の先生方は、この全国学力テスト、何の役に立っているのだと、そういうような話も聞いております。先ほどの答弁でも、特に中3生なんか4月にテストやって、もう8月ぐらいに結果が来る、随分遅いし、こんなのでは本当役に立たないのではないのかなと、私なんかは思います。その間に各学校のテストですとか、そういったところで学力なんかもしっかりとはかれるし、進路指導のほうもそれで十分なのではないのかなと、そういうふうに思っておりますので、これは今後また状況を見ながら、ちょっと質問等で扱っていきたいかなと思っております。 さて、ペットの話でございます。これもちょっと質問の仕方が悪かったのですか、犬、猫とか、飼い主いる、いないに限らず去勢不妊手術をすることによって、最近はやっぱり室内で飼っている、そういう状況が多い、そういったところからも、例えば乳腺だとか精巣の腫瘍ですとか、あとストレスによる凶暴化、こういうものが防止される、そういう手術のメリットがあるというような意見もありまして、そういう点でいろいろと、自治体によってそれこそ犬、猫いろいろありますので、ちょっとあるのかな、いろいろあるのだろうなということで、とりあえず導入、飼い猫ではないというふうに限らず、導入してはどうですかというような感じで質問をさせていただきました。ちょっと時間がありませんので、どういう方向にあるとしても、市のほうはそういう手術の助成を導入するよりも、いわゆるそれぞれのモラル向上という、そういう方向に考えているのだろうなというふうに私は判断しました。それは、決して悪くないことだとは思います。しかし、それであれば私ちょっと今回ホームページを見ましたら、先ほども言ったように一応不妊去勢手術をするメリットというのもあります。そういったような情報提供をして、最終的には飼い主の判断ということになるとは思いますけれども、選択を考えるための情報提供、これはやっぱり必要になってくるのではないのかなと思います。不妊去勢手術することによるメリット、そしてもちろんデメリットもあります。こういったような情報をちゃんとホームページに掲載する必要があるのではないかと思いましたけれども、その辺についてのお考えを伺います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 市としましても、飼い主のモラル向上を図る方策として、不妊去勢の選択を考えるための情報提供は重要なものと考えております。このため猫の不妊去勢手術の効果について、現在イベント等でのチラシ配布や広報に掲載するなどを行っておりますが、今後飼い主に情報提供をするため、ホームページへの掲載に取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 星野充生議員。 ◆2番(星野充生議員) ぜひ前向きに考えていただきたいと思います。今回、私がなぜこのような質問をしたかといいますと、私の個人的な考えではありますけれども、最近の子供の虐待、そしてペットの虐待、何かちょっとリンクするものがあるのではないのかなというふうに考えております。命をともにするというようなことでは、動物も人間も一緒であり、その中で、めぐっている事件というものが何か共通するものがあるのではないのかなと、そういうような思いもあって、簡単に言ってしまえば動物を愛せない人間が人間を愛せるのか、そういうようなところまで考えて、今回こういった質問をちょっとさせていただきました。 いずれにせよ、そういう点でぜひモラル向上、それが最終的には市民の命を守るような方策にもなるのではないか、私はこのように考えておりますので、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。 以上で私星野充生の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(糸井政樹議員) 以上で2番、星野充生議員の質問を終了いたします。 暫時休憩します。 △休憩 午前11時55分 △再開 午後1時00分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。--------------------------------------- ○議長(糸井政樹議員) 次、10番、新島光明議員。   〔10番 新島光明議員登壇〕 ◆10番(新島光明議員) 改めまして、こんにちは。議席番号10番、新風クラブ21の新島でございます。午後のトップバッターとして、通告順に従いまして、一般質問を行わさせていただきます。 まず初めに、1として、新たなごみ処理施設整備の考え方及び方向性についてでございます。この問題では、桶川市が目指していた埼玉中部資源循環組合の解散ばかりではなく、鴻巣、行田、北本市さんが目指していた事業までが解散との報道を聞いて大変驚くばかりでございます。どうしてなのかなと思う中で、いずれも首長選挙の前後からの首長さん同士の意見の相違のようにも見えますが、どうなのでしょうか。少なくとも破綻の要因の一つとして、建設費や運営費等にかかわる相違が見え隠れしていることだけは事実ではないのではないでしょうか。 ところで、広域化に際して、ともするとメリットだけが強調されがちですが、この間の失敗をどう教訓化できるかが重要ではないでしょうか。建設費はどうなのか、焼却場が遠くなることにより、毎年の運営費がどうなるのか、万が一大きな災害に見舞われた際の災害ごみの処理がスムーズに処理できるのか、何よりも自分たちのごみは自分たちの域内で処理を行うという、ある意味では基本原則的な考え方も含めて検討もすべきと考えております。 そこで伺います。まず、(1)として、今回の中部資源循環組合を初め、それ以前の上尾、桶川、伊奈との広域ごみ処理検討会を含め、この間に2度にわたる広域処理を前提としたごみ処理施設整備計画が破綻したわけですが、これらの反省の上に立つならば、市単独による施設整備を含めて検討すべきと考えますが、現時点での市としての考え方、方向性を伺います。 (2)として、今回の破綻で桶川市のごみ処理施設整備計画は、出発点に戻った状態となっていると思います。新たな整備には10年から15年かかるとも言われている中で、独自施設での焼却を中止している桶川市の現状は一刻の猶予もありません。いつごろをめどに方向性を見出す予定でいるのかお伺いをいたします。 (3)として、小針領家の環境センターの焼却中止は、地元との約束もあると聞いていますけれども、中部資源循環組合の建設計画が、その時点では一定程度のめどが立ったことを前提に施設維持管理経費を徐々に下げながら、焼却中止に至ったと伺ってもおります。今現在、先の見通しが全く見えなくなった当市にとって、地元との同意が前提ではありますけれども、安定的にごみ処理が可能となるように、もう一度環境センターを再稼働をさせる検討を行うべきと考えますが、市の考え方を伺います。 (4)として、新たなごみ処理施設整備は、当市にとっては喫緊の最重要課題の一つであります。新たなごみ処理施設整備事業は、通常業務を行いながら片手間で行える業務ではないと私は思います。ぜひ市長直轄の担当部署を設置するなど、組織体制の整備を早急に行うべきと考えますが、市の考え方をお伺いをいたします。 次に、大きな2、台風19号の教訓化についてであります。この課題では、既に本日も含めて8人の議員さんから質問がされています。重複するところがありましたらば、ご容赦を願いますけれども、私のほうで予定している質問について行わさせていただきます。 まず、(1)として、私の記憶では初めて荒川が越水したという状況に今回なったというふうに思うのです。この越水した荒川付近は、堤防が切れている状態にありますが、早急に堤防の整備を国に求めるべきと考えますが、今後の対策をお伺いをいたします。 (2)として、県道12号線、県道川越栗橋線ですけれども、この数カ所にわたって冠水をしました。とりわけ江川周辺は、毎年の出来事となっています。交通どめで一番の心配なのは、1分1秒を争う救急車両の到着がおくれることです。現在は、そのような場合には上尾方面を経由したり、あるいは圏央道や北本方面を経由したりしてを想定していると伺っておりますけれども、到着がおくれて万が一の場合、誰がその責任をとれるのでしょうか。そうならないために、新滝の宮橋の川田谷側への延伸及び冠水が予想される県道のかさ上げを早急に県に要望すべきと思いますが、お考えを伺います。 (3)として、下日出谷東区画整理事業で建設された調整池の関係でございます。台風19号でも上日出谷南1号調整池付近も冠水し、日出谷大通り線が交通どめとなりました。実は大通り線沿線で水かさがさらに増すことを心配していて、その現場にいたときなのですけれども、地域の方から下日出谷東区画整理事業で建設された調整池は、水がたまらず、下流に流れたのではとの情報がありました。もしも、どうなのだろうと思って、後ほど私も確認したのですけれども、事実、私が行ったときもこの調整池、水がたまっておりませんでした。たしかこの調整池予定地、貯水可能量が四、五千トンあったというふうに思うのですけれども、もしこれがたまっていたならば下流域の浸水が少し違っていたのではないかと思います。なぜたまらなかったのか、及び早急な改善策を伺うものでございます。 (4)として、上日出谷南1号調整池の南側にあります下日出谷西調整池も、自然流下方式なのか、私も技術的なものはよくわかりませんけれども、満水になってもそれほどたまらない構造になっているように私は見えてなりません。あるもとの関係者、これは元市の職員なのですけれども、私の先輩なのですけれども、上南1号調整池と同様にこの調整池は深く掘り下げる予定であったとの話を実は伺いました。現在の下日出谷調整池の現況は、当初計画どおりだったのか、それとも今後さらに深く掘り下げる予定になっているのか、お伺いをするものでございます。 (5)として、今回の台風19号に際しまして、上尾市から緊急メールが私の携帯のほうにも実は入ってきました。私も詳しいことわからなかったのですけれども、よくよく調べてみたらば、緊急エリアメールというものだそうですけれども、それはあくまでもNTTドコモの関係ですけれども、そのほかの会社の場合は、緊急速報メールと呼ぶ携帯会社もあるようですけれども、大変有効なツールと私は思いました。県内でも導入している自治体も多数あると思いますけれども、桶川市の対応はどのようになっているのか伺うものです。 (6)として、今回初めて多くの避難場所が開設され、320名と、多くの市民の方が避難をされました。避難所開設に当たり、市の職員は何人配置されたのか伺うのとあわせて上尾市等では、避難所運営に地域の自主防災組織との連携が図られているとの情報もあります。たとえ各自主防災組織から小人数、たとえ1名であっても参加していただくことによって、直接皆さんが避難所開設や運営に参加することで、実践的な訓練ができることとあわせて、市職員の負担軽減、避難所運営だけではなくて、そのほかの緊急的な事態にいつでも対応できるように、そういうものにも役に立つと思いますので、今後の地域の自主防災組織等の活用といったらあれなのですけれども、連携について桶川市の今後の対応をお伺いをいたします。 (7)として、ある消防団が川田谷の荒川堤防近くで警戒中に避難をちゅうちょされているご高齢の方を見かけ、避難はされないのかお声がけしたところ、交通手段がないのですという話があったそうでございます。今回、避難に際して自主防災組織や自治会等に、まさに共助の観点からのお願いや対策連絡がどうされたのか、改めて伺うものです。 最後に、3として飛行学校跡地整備に関するふるさと納税返礼品の日本酒「空の華」というのですか、についてお伺いをいたします。 (1)として、日本酒「空の華」の返礼品選定の経過及び現在カタログには載っていないようですけれども、現在の取り扱い状況について、まずお伺いをいたします。 (2)として、この日本酒「空の華」ですか、このラベルに、私も写真で見たのですけれども、なかなかちょっと読み切れないのですけれども、勲業、要するに勲章の勲に、業務の業です。それから、嚇嚇、くちへんに赤が2つ書いてあるやつです。それが2文字続いて、輝萬國という漢字なのですけれども、どういうものかちょっと私もわからないのですけれども、この意味はどういう意味なのか教えていただければというふうに思います。 以上で1回目の質問とさせていただきます。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。   〔金子由則市民生活部長登壇〕 ◎金子由則市民生活部長 大きな1、新たなごみ処理施設整備の考え方及び方向性について、順次ご答弁申し上げます。 (1)、現時点での考え方でございますが、先番議員さんにもご答弁申し上げましたが、引き続き基本的にはごみ処理広域化の考え方を踏まえ、あらゆる可能性を検討することとしております。 次に、(2)、いつごろをめどに方向性を見出す予定でいるのかでございますが、相手があることでございますので、現段階で具体的な時期まではお答えはできませんが、本市の状況を考えますと、できる限り早く方向性を見出していく必要があると認識しております。 次に、(3)、環境センターを再稼働させる検討の是非についてでございますが、先番議員さんにもご答弁申し上げましたが、ことしの3月末で稼働を停止した本市の焼却施設は、昭和52年度に稼働を開始し、平成14、15年度にはダイオキシン類の排出基準に対応するため改修工事を実施しております。その際、施設の老朽化が進んでいたことから、新施設建設が課題となり、可能な限りごみ処理経費の抑制等を図るため、ごみ処理広域化への取り組みを始めた経緯がございます。こうした背景の中で、地元の周辺地区対策協議会と改修完了後、新たに稼動した時点より10年間を使用期間とする締結を締結したことも勘案して、焼却施設の維持修繕などを行ってきたところでございます。そのため再稼働の検討をするといたしましても、まずは施設の調査などを行う必要があると考えております。 次に、(4)、組織体制の整備でございますが、ごみ処理施設整備については、本市におきましては最重要課題と認識をしておりますので、庁内で体制整備ができるよう調整を始めているところでございます。 次に、大きな2、台風19号の教訓化について順次お答えいたします。 初めに、(5)、緊急エリアメールへの市の対応についてお答えいたします。緊急エリアメールは、携帯会社のほうで緊急地震速報、津波警報、気象等に関する特別警報、災害避難情報を対象エリアへ一斉にお知らせするサービスでございまして、大変有効なツールとして承知しております。桶川市におきましては、今回防災情報メールにより情報発信いたしましたが、今後、緊急エリアメールの配信についても検討してまいりたいと考えているところでございます。 次に、(6)、避難所の人員配置はとのことでございますが、各避難所3人を基本として配置をいたしまして、設置した避難所10カ所で延べ90名程度で対応したところでございます。 次に、避難所運営に地域の自主防災組織等との連携が図られていることが市職員の負担軽減等に役立つと考えるが、市の対応はとのことでございますが、議員のご指摘のとおり、避難所運営には自主防災組織を初めとした地域の力は、大変重要であると認識しているところでございます。桶川市地域防災計画におきましても、避難所の運営は市職員、学校職員、自主防災組織、避難者自身が協力しながら、実務上のリーダーを避難者自身が担当する自主運営方式を目指すとされております。市では、避難所運営に地域の自主防災組織との連携を図ることを目指し、来年1月には日出谷小学校を会場とし実施いたします地域防災訓練の中で、避難所運営訓練を市職員と自主防災組織の皆様と協同で取り組む内容となってございますので、訓練を通して連携を図れるよう取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 次に、(7)、今回避難に際して、自主防災組織や自治会等に、まさに共助の観点からのお願いや対策等はされたのかとのことでございますが、避難勧告発令の際には、避難勧告対象地域の自主防災組織の代表者及び自治会長には電話連絡をし、地域の方々に避難の呼びかけをお願いしたところでございます。 次に、大きな3の飛行学校跡地整備に対するふるさと納税返礼品の日本酒「空の華」についてに関するご質問にお答えいたします。 初めに、(1)の返礼品選定の経緯及び現在カタログには載っていないが、現在の取り扱い状況についてでございますが、まず日本酒「空の華」を飛行学校の基金へ寄附をいただいた方への返礼品でございます。寄附記念品として選択した経費でございますが、「空の華」は昭和10年に熊谷陸軍飛行学校桶川分教場の本校である熊谷陸軍飛行学校が開校したことを記念して、当時数年間のみ作られたものでございます。それが平成10年ごろに復刻され、熊谷基地内でのみ販売されていましたが、飛行学校の寄附者への記念品として飛行学校にゆかりのある品を探しておりましたところ、販売元のご協力を得ることができましたことから、寄附記念品として扱わせていただけることになったものでございます。 次に、現在の寄附記念品のカタログに載っていない理由と現在の取り扱い状況についてでございますが、平成30年度におきまして、ふるさと納税に関して総務省から通知がございましたため、寄附記念品につきまして見直しを行いました。まず、平成30年9月15日より市内の個人の方につきましては、「空の華」を含め全ての記念品をお送りしないことといたしました。また、同年11月1日からは、日本酒「空の華」は地場産のものではないことから、ふるさと納税の対象となる全ての個人の方への記念品として扱わないことといたしました。そのため現在では、個人の方を除いた団体法人からの寄附をいただいた場合にのみ、寄附記念品としてご案内しているところでございます。 次に、(2)、ラベルに記載された「勲業嚇嚇 輝萬國」の意味についてでございますが、この言葉そのものは、辞書などには記載されておらず、現在では一般的に使用されているものではございませんが、それぞれの言葉の意味を考え合わせますと、国のためにしっかりと尽くして、世界を輝かせようといった意味なのではないかと認識してございます。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。   〔白根勉都市整備部長登壇〕 ◎白根勉都市整備部長 大きな2、台風19号の教訓化についての(1)、越水した荒川付近は堤防が切れている状況にあるが、早急に堤防の整備を国に求めるべきと考えるが、今後対策はにつきましてお答え申し上げます。 先番議員のご質問にご答弁申し上げましたとおり、台風19号による荒川本線の水位上昇により、川田谷地区では無堤防区間や堤防の幅や高さが不足している箇所において、溢水や越水により住宅などの浸水被害が発生した状況でございます。堤防の整備につきましては、現在荒川上流河川事務所が管理する荒川中流部の上尾市と川越市を結ぶ開平橋から上流の熊谷市内の荒川大橋までの間における堤防の幅や高さが不足している箇所において、増水した水を安全に流下させるために必要な堤防整備を進めているとのことでございますので、市といたしましても、浸水被害の低減に向け、川田谷地区の無堤防区間の築堤事業もあわせて、堤防を管理する荒川上流河川事務所に事業推進について強くお願いをしてまいりたいと考えております。 次に、(2)、県道12号線、川越栗橋線、新滝の宮橋の延伸及び冠水箇所のかさ上げ要望につきましてお答えいたします。台風19号では、県道12号線の川越栗橋線は、滝の宮交差点付近におきましては、道路冠水に伴い約2日間にわたり通行どめとなりました。議員ご指摘のとおり、救急車両の到着遅延は市民の生命を守る上で深刻な問題であると認識しております。また、県道12号線の川越栗橋線は、緊急どきの物資輸送などに指定された重要幹線道路でもありますことから、市といたしましては道路管理者の埼玉県北本県土整備事務所に対し、新滝の宮橋の川田谷側への延伸も一つの手法として、道路冠水が予想される箇所の道路かさ上げに早期に取り組んでいただけるよう、強く要望してまいりたいと考えております。 次に、(3)、下日出谷東特定土地区画整理事業に伴う調整池がなぜたまらなかったのかについてお答えいたします。当調整池は、下日出谷東特定土地区画整理事業に伴う調整池で、埼玉県雨水流出抑制施設の設置等に関する条例に基づき、区画整理組合が施工しており、現時点で、市は管理移管を受けていない状況でございます。当調整池の構造といたしましては、雨水が雨水管渠からオーバーフローして調整池に流入し、その雨水は流出口を小さく抑制することにより、調整池から流れる水量を調整するオリフィスから、常時自然排水する構造となっております。このため上日出谷南1号調整池などのポンプ排水による調整池のような一定量を貯留した後に排水する構造とは違い、時間当たり降雨量により貯留差が生じやすい構造となっております。しかしながら、流出抑制計算によりオリフィスの断面積を暫定したものであり、調整池の目的である降雨のピークカットにより、下流河川の負荷は軽減されているものと認識しております。いずれにしましても、組合から管理移管を受ける際には、構造等の詳細確認を行い、雨水流出抑制施設として適正な状態で引き渡すよう指導してまいります。 次に、(4)、下日出谷西調整池は、当初計画どおりだったのかについてお答えいたします。当調整池は下日出谷西土地区画整理事業に伴い、平成6年度に埼玉県の開発行為による雨水流出抑制設置要綱に基づき整備をしております。下日出谷西土地区画整理組合は、地区内及び地区外にそれぞれ1カ所調整池を築造されておりますが、ともに当初計画どおりでございます。しかしながら、地区外調整池につきましては、議員が申されるとおり、区画整理組合と市との間で区画整理地区内の雨水流出抑制を下日出谷西地区外調整池でまとめて請け負うと検討していることは事実で、最終的には現在の調整池を掘り下げることとなっておりますが、現時点では未実施でございます。実施に当たり、適切な時期につきましては、今後市において江川の河川管理者である埼玉県が河川整備計画見直しのための数理解析の作業を見据えて、下日出谷西地区外調整池の形状を再検討し、予算化をする予定でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) それぞれご答弁ありがとうございました。それでは、順次再質問をさせていただきます。 まず、大きな1、新たなごみ処理施設整備の考え方及び方向性についてでございますけれども、ご答弁では今後の考え方として、あらゆる可能性を検討していくとする一方、やっぱりいろいろと聞いていると、基本は広域化を第一ということだというふうに私は受け取ってしまったのですけれども、だとするならば、この間2度にわたる広域処理を前提としたごみ処理施設整備計画が破綻をしていますけれども、なぜ破綻をしたのかをまず考えるべきだというふうに思うのですけれども、主たる要因は何だったのか教えていただければというふうに思います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 破綻した理由、要因とのことでございますが、上尾市、伊奈町との協議においては、新たなごみ処理施設の候補地の検討において、桶川市としまして既に上尾、桶川、伊那、衛生組合によるし尿処理施設等が設置されており、公平性の観点から考慮されるようお願いしてきたところでございますが、残念ながら受けられず、桶川市内から候補地を提案することができないとの結論に至ったことから、平成20年に協議会から脱会をしたものでございます。 また、埼玉中部資源循環循環組合につきましては、本年10月号の「広報おけがわ」に掲載しましたとおり、新ごみ処理施設から発生する熱を利用した附帯施設の運営主体及び負担割合に関して、構成市町村の意見がまとまらなかったことから、組合を解散する方向で協議を進めていくとなったものでございます。したがいまして、破綻した要因を一つに絞ってご説明することは大変難しいものでございますので、ご理解賜りたいと存じます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 共同化の場合については、場所をどうするのかとか、今ご答弁があったように、桶川では適当な場所がないけれども、皆さんのところでお願いしますみたいなことがあっては多分ならないのだろうと思うのです。ですから、ある意味では最初から、桶川市とすれば、桶川以外のところにお願いをするような、どうもそういう雰囲気が見え隠れしているのですけれども、今後の計画の際にも、そういう桶川市内でのつくるということは、もうあえて考えていらっしゃらないのかどうなのか、その辺は含めて、共同化というのであるならば、広域化というのではならば、桶川でつくることを前提するということは考えるのかどうなのか教えてください。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 ご説明いたします。 先番議員にもご説明させていただいたとおり、広域化を進めるにつきましては、複数の団体で共通の課題認識を持って、その課題に向けて信頼関係のもと取り組むことが必要だと考えております。そのため構成団体となった市町村の中で、あらゆる可能性でということで検討していくということでご理解いただきたいと存じます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) この問題は、多分余り突っ込んでもいい回答が出てこないのかなと思いますので、次に行きます。 再稼働の検討をするということをにしても、まず施設の調査を行う必要があるというふうに答弁がありました。つまり小針領家の環境センターの関係ですけれども、施設の調査を行うにも事前に地元との調整は必ず必要というふうに思います。地元との調整も早急に行う必要があると思いますけれども、どの時点での調整をお考えなのかお伺いします。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 ご質問にお答えいたします。 施設の調査の必要性につきましては、環境センター周辺地区対策協議会の代表者のご理解をいただいてから、各地区の役員さんとの会議にてご説明をさせていただく必要があると認識をしております。時期につきましては、まず代表者の方のご理解をいただいた上で、毎年7月には次年度の周辺対策事業をご説明する会がございますので、そういった機会を捉えながら、施設調査につきましても、ご説明をさせていただきたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) ここにおそろいのほかの議員さんも含めて、多分ご連絡が来ているのだろうと思うのですけれども、実は小針領家にお住まいのある市民の方から、お名前もおっしゃっていました。でも、あえてここでは申し上げませんけれども、この焼却を中止するということについて、あなたはそれでいいと思ったのかというのを実は逆質問されたのです。地元との了解云々という話だけれども、地域の人に対しては、私はその人は聞いていないと、私個人、その人の個人的には、今の環境センターの基準からいえば、何ら地域で、空気もきれいになっているし。ですから何ら問題ないと思っているのだけれども、基本的にはやっぱり桶川のごみは桶川市内で処理するために、もっと地域の人に入って、膝を詰め合わせてお願いをするということをなぜできなかったのかというふうに聞かれました。それは、議員であるあなたにも責任があるのですというふうに言われたのですけれども、今後そういう行動を行うことを予定があるのか、地域の代表の方という話をすると言われましたけれども、地域の市民の方、地域のほかの役員でない方も含めて、やる予定があるのかないのか教えてください。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 お答えいたします。 現段階でございますが、先ほど答弁させていただいたとおり、周辺地区の方にまずお話しさせていただいて進めていこうと考えているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) ぜひ丁寧な説明を私は必要だと思います。それは、私は基本的には地域のごみは自分たちが自分たちの地域で処理をするというのが前提、今となっては前提なのかなというふうに思っているのですけれども、そのためにも、それは何かというと、東京都内ごらんになっていただければわかるように、あの住宅地の中にごみ処理場がもうあるのです。つまりお金をかければ、それだけ被害のないようにすることができるわけですから、そういう実例も含めて、それは今のところに限らないと思います。そのほかの地域にもあると思いますから、そういう視点で私はぜひそういう細かい説明も含めてやっていただきたいなというふうに思います。 今後の体制の問題についてですけれども、調整を始めているとのことでございましたけれども、現時点で考えている体制がもし一定程度素案としてありましたらば、教えていただければと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 体制の整備についてでございますが、先ほどご答弁申し上げましたとおり、調整を始めた段階でございます。今後、組織面を所管する部署及び人事面を所管する部署と協議を進めてまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) もう12月ですから、予算編成ももうじき11月になれば固まりますから、そういう意味では一定程度方向を示されてもいいのかなと思うのですけれども、それはこれ以上詰めてもしようがありませんから、これ以上は言いません。 ところで、次に荒川上流河川事務所では、開平橋から荒川大橋までの区間の堤防の幅や高さが不足している箇所の堤防整備を進めるということでございますけれども、改めて伺うのですけれども、越水した川田谷地区の無堤防区間についても、堤防整備箇所として荒川上流河川事務所では、現時点でも認識をしているということでの理解でよろしいのか教えてください。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 現在、中流部で堤防整備を進めております荒川上流河川事務所では、桶川市の区間において堤防の幅や高さの不足をしているところや無堤防区間の整備の必要性は認識をしているようでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) それでは、堤防の幅が問題とか高さの問題もいろいろあるようですけれども、この区間は堤防自体が整備されていないという、もし認識であるとするならば、こういう場所は優先的に整備をしていただくように、やっぱり桶川市としても強く要望をすべきだと思いますけれども、この点について伺います。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 無堤防区間、または堤防があって、その堤防の補強等につきましては、荒川上流河川事務所と当然現場のほうの立ち会いをしながら、早急に対応できるよう強く業務を推進していきたいと思っておるところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 要は優先的に、堤防がないわけですから、そこをまずどんな形にせよ、暫定的でもよいから整備をするということを強く求めない限り、ほかのところと一緒に一環としてやるとするならば、時期がおくれてくると思いますので、ぜひその点は強く、この無堤防区間をまず優先してやっていただくように要望をお願いしたいというふうに思います。 それで、次に移ります。下東調整池の関係で、オリフィスなどの言葉でご説明をいただきましたけれども、私技術屋ではございませんので、正直わかりません。わかるようにもう一度ご説明をいただければ幸いです。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 雨水をためるには大きな池をつくりますけれども、流れ出さないようにしなければならないところであります。平常時は、そのまま流しますと莫大な量の池となってしまいます。そこで、開発前の流水量に制限するために、池の流出口に小さな穴、大体20センチぐらいの穴ですが、あけます。これは、水の深さによって重力による水の水圧が変わりますので、水の深さが浅ければそれほど流れませんけれども、深さが深くになるにつれ、流れる量は増えるものでございます。このように雨水の流出を抑制するものを一般にオリフィスと呼んでおるところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) そういうものなのですね。一応とりあえずわかりましたというか、私もそれ以上質問できませんので、そもそも先ほどのご答弁の中で、この構造でつくられた調整池によって、下流河川の負担は軽減されているというふうな認識でいらっしゃるようなご答弁がありましたけれども、この地域、私もこの区画整理が始まる前、何回も散歩でも通ったことがあります。田んぼで、なおかつ湿地帯的なところですから、従来も相当な雨水をため込む貯水能力があったというふうに思うのですけれども、それが区画整理によって開発されて、どんどん下流域に、地下に浸水しなくて下流に流れるという結果になったわけです。それを食いとめるために調整池ができたはずなのですけれども、その調整池がたまらずに、私が見た感じでは、地域の人もそう思っていますけれども、たまらないで下流に流れてしまう、本当の意味で、なぜ一定程度ためて、ためたものがオーバーフローみたいな形で下流に流れるようにすれば、一定時間たまるわけですから、下流域に負担がかからないと思うのですけれども、そういう構造にはできないのですか、もう一度お願いします。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 調整池の下流の負担の軽減についてのご質問だと思います。開発前の自然排水量程度の雨では、調整池には水はたまらないことになるのですが、今回の台風19号ぐらいの大型の台風または大雨のとき、時間最大大体約40ミリ程度の降雨があります。やや激しい降雨時間帯に今回も水防パトロールを行ったところですけれども、その際には流入口あたりまでは貯留をしていたことは職員も確認をしております。また、10月の25日の大雨の際にも流入口あたりまで水位は上昇していたことは確認をしておりますが、先ほどの答弁の繰り返しになりますけれども、常時自然排水され、貯留時間はポンプ排水による調整池と比べますと少なくなりますけれども、雨水流出抑制計算によるオリフィスの断面積を算定、計算したものでありまして、下流河川の負担軽減はされているものと認識をしているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 私も素人なので、私に情報をくれた方も素人の方なのですけれども、素人の視点からすると、何のための調整池なのかというのが率直なところです。先ほど流入口まではたまっていたというふうに話ありましたけれども、その流入口までたまった場合に、何立米たまっていたのか、たまる量になっているのか、教えていただければと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 暫時休憩いたします。 △休憩 午後1時42分 △再開 午後1時42分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 当調整池の貯留量は全体で5,400立米弱でございまして、およそ今回2,000立米程度貯留をしていたものと推測されております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) ということは、あと3,000トンためることも可能なのですよね。だとすると、3,000トンをためるような形にすることができないのかどうなのか、そのことによって下流域は一定時間負担が軽減されるというふうに私は思うのですけれども、そういう構造にはすることができないのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 オリフィスの出口の構造等を一部変えて、できるだけ貯留量を増やすよう、今区画整理のほうでも理事会等の中で協議を始めたところでございまして、技術的には十分可能ですので、少しでも下流域の浸水被害の軽減に向けて解消の工事を実施していきたいというふうに考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) ぜひよろしくお願いしたいのです。やっぱり下流域で毎年のように床上床下浸水になっている人のことを考えれば、技術的に可能であるならば、やっていただくのが私は当然だというふうに思いますので、よろしくお願いしたいというふうに思います。 次に、下西調整池の関係で調整池を掘り下げる予定だという話もありました。掘り下げる適切な時期をいつごろ想定、その前にごめんなさい。調整池を掘り下げることを決定したのはいつごろなのか教えてください。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 平成21年度の江川下流域の現況地盤活用案の提言がなされたときとほぼ同時期に協議を行い、決定をしているものでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) それでは、その調整池を掘り下げる適切な時期というご答弁が先ほどありましたけれども、いつごろを想定しているのか、もしわかりましたらば教えてください。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 先ほども答弁させていただきましたけれども、今後市においては、江川の河川管理者である埼玉県が河川整備計画見直しのための水利解析の結果を見据えて、予算化をする予定でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) わかりました。 それでは次に、緊急エリアメールの関係ですけれども、これは私が申すまでもなく、桶川市の登録、災害メール、これは登録しなければ入ってきませんけれども、この緊急エリアメールは登録していなくても自動的に入ってくるわけですから、非常に便利なわけです。桶川市の登録は約8,000件というふうに聞いていますけれども、ぜひこれは積極的に導入をしていただきたいというふうに思うのですけれども、参考までに近隣市での実施状況がわかりましたらば教えてください。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 近隣市の状況についてでございますが、上尾市及び伊奈町では情報発信をされ、北本市及び鴻巣市に関しましては発信を行っていないと伺っております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) その近隣については、私も調べてわかっていたのですけれども、県内でもやっているという市町村が随分あるように聞いていますので、ぜひ早急に導入をお願いをしたいというふうに思います。 次に、来年1月18日の防災訓練では、市職員と協同で行う避難所運営訓練を実施するとのご答弁を先ほどいただきましたけれども、私が聞きたいのは、これらを踏まえて今回のような場面でも、訓練を兼ねて実際の避難所運営に自主防災組織や自治会にも呼びかけることを行うのか否かをお聞きしているのですけれども、その点ついてはいかがでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 議員ご指摘のとおり避難所開設や実際の運営に対しても、今回避難所開設や運営の課題を整理しまして、今後につきましては地域の自主防災会や自治会の方の方々にご苦労をいただきたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) ぜひお願いをしたいというふうに思います。 次に、今回の避難所運営の職員の人員配置の関係で、各避難所3人を基本としてというお話がありました。10カ所で延べ90人だとすると、多分交代制なんかでやられたのかなというふうに想定できるのですけれども、どのような配置であったのか、大まかで結構でございますけれども、もう少し教えていただければというふうに思います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 各避難所の延べ人数で申し上げますと、市役所本庁舎が6人、加納公民館が6人、川田谷生涯学習センターが20人、東小学校が8人、日出谷小学校が8人、桶川中学校が10人、川田谷小学校が15人、西小学校が7人、加納小学校が10人、桶川小学校が4人ということでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 最初の基本人員3人と比べると相当多くの方に配置をしているようですけれども、この方がずっと多分配置されたということではないのではないかと思うのです。だから、先ほど聞いたのが、例えば交代で6時間ごとで交代したのかどうなのかも含めてちょっとお答えいただければよかったのですけれども、その点も含めて再度教えていただければと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 失礼いたしました。その避難場所によって。   〔何事か言う人あり〕 場所が違ったものですから、基本的には職員交代で対応しております。
    ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 例えば何時間交代で行ったとか、その点だけで結構ですから、お願いします。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 おおむね8時間程度で交代をしております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) それでは、この問題では最後でもないのだな、ところで今回の避難勧告発令に際して、避難勧告対象地域の自主防災組織及び自治会等には、電話連絡して地域の方々への避難の呼びかけを行ったとのことで先ほどご答弁がありました。幾つの自治会、地域の何人の役員の皆さんにご連絡をし、その結果、その呼びかけた地域の方から、その地域から何人ぐらい。ごめんなさい。本来ならば何人の方に連絡しなければならないにもかかわらず、何人の方に連絡できたのか、つまり電話が通じなかったとかいろいろとあると思うのですけれども、この行動の中で何人避難されたのか、もしわかりましたらば。いわゆる自主的な避難ではなくて、地域の方から呼びかけて、自主防災組織の人から、避難したほうがいいよみたいな形で避難された方が何人ぐらいいらっしゃるのか、もしわかりましたらで結構ですけれども、お願いできればと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 地域の方への連絡状況等々のご質問でございますが、今回、自主防災組織及び自治会長が地域の方に連絡した件数、それによりまして避難された方の詳細の人数については、市のほうでは把握しておりませんが、最終的に自主避難合わせて320名の方の避難につながったと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 把握していないということのご答弁がありましたけれども、もし今後やるのであるならば、的確に連絡がとれるように、例えば携帯のメールで連絡するとか、もし持っていらっしゃればですよ、そういう方法も含めてきちっと事前に準備をする必要性があるのかなというふうに思うのです。通常の自宅の電話に出ましたらば出なかったのでということであるならば、何のための緊急連絡先なのかというのがわからないわけですから、そういうものも含めて今後の防災計画の中ではきちっとすべきだというふうに私は思うのですけれども、それに対していかがでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 ご質問にお答えいたします。 今ご質問いただいたとおり、自主防災組織ですとか自治会長さんの連絡について、確実にするという方法を今後検討するということと、その状況の把握について、今後教訓にして取り組んでまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) ぜひ最低限そのくらいはしていただきたいなと思うのです。通常の電話連絡したけれども、出なかった、もうしようがないかなというふうにではなくて、一番の連絡方法は何なのか、それをきちっと自主防災組織の方の了解のもとに、例えばメールなんかも全て把握して、一斉に送信できるような形を私はとるべきだというふうに思いますので、よろしくお願いします。また、今回の避難勧告の対象地域には、桶川市には災害時要援護者避難等支援制度というのが、どなたかの先番議員さんに対しても、そういうご質問があってお答えがあったかと思うのですけれども、今回、この災害時要援護者避難等支援制度の対象者が避難勧告対象地域にいらっしゃったのかどうなのか、いたとするならば、それらの方への伝達はスムーズに行われたのかどうなのか、教えていただければと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 ご質問にお答えいたします。 今回、避難勧告対象地域には、対象となる方はおられませんでした。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) では、ちょっと事前通告していなくて申しわけないですけれども、参考までにこの災害時要援護者避難等支援制度、登録されている方は何人なのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 ご答弁申し上げます。 今現在ですが、37名の方が登録されております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 37人ですか。少ないなというふうに思うのです。つまり37人しか登録されていない要因は何だと思いますか。これは、たしか登録を希望した場合には、その方が地域の例えば民生委員さんとかに了解をとって、その方に支援をしていただくということ前提だったような気がするのですけれども、この少ない要因というのは何なのか、もしわかりましたらば教えてください。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 ご質問にお答えいたします。 要因ということでございますが、この制度につきましては平成22年6月から開始した制度でございまして、当時については、制度開始当初につきましては60名程度いて運営してきておりますが、その後について市のほうでもPRをしておりますが、結果的になかなか登録している方がいらっしゃらないというふうに捉えております。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 実はこの制度である方から、もう2年ぐらい前かな、相談を受けたことがあるのですけれども、その方は支援する立場の人なのです。その人から、実は自分自身が障害者になってしまったのだけれども、この間市からは何ら連絡なかったというお話を伺ったことあるのです。まさにこういう組織をつくっても、魂を入れなければ何ら意味がないのです。そういう意味でそういうチェックというか、もちろん登録されている方、あるいは支援をする方に対して、今現時点で年1回は必ず連絡をするようになっているとか、そういうのがあるのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 お答えいたします。 年1回連絡するという体制はとっていない状況でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 最低限行うべきではないのでしょうか。だって支援する側の人が亡くなっていた場合どうするのですか。そういうのは最低限必要だと私は思います。ぜひその点は、これ以上申し上げません。よろしくお願いします。 それで、最後になりますけれども、大きな3点目、ふるさと納税返礼品の関係、これは寄附の返礼品のようですけれども、「勲業嚇嚇 輝萬國」の意味ですけれども、ご答弁では国のためにしっかり尽くして、世界を輝かせようとの意味を添えているようですが、意味のようですけれども、私が調べた中では、勲業の勲、これは勲章の勲と同じです。勲というのは国だけではなく、君主つまり天皇も意味すると辞書には載っています。また、萬國というのは世界という解釈もできるかと思いますけれども、戦前日本では、日本を中心とした大東亜共栄圏という考え方もありまして、また戦前はこの大日本帝国憲法のもとで、天皇は絶対的権力があったわけでして、この時代背景を考えると、天皇の国のためにしっかり尽くして、大東亜共栄圏を輝かせようというのではないかなというふうに私は勝手に解釈したのですけれども、それが間違いかどうなのかを含めて後でご答弁いただければと思うのですけれども、日本国憲法では、ご案内のように国民主権です。私があえて言うべきものではないと思いますけれども、また天皇は国民統合の象徴でありまして、主権は国民にあるわけです。憲法を守る立場の公務員や地方自治体が天皇のためにしっかり尽くそうという文言が入ったものを市の施策として、市のあるいは記念品として配布するということが、その文言を桶川市として認めるということにならないでしょうか。もしもそうでないというのであるならば、誤解を招かないように、こういったものを記念品として送ることは控えるべきというふうに私は思うのですけれども、改めてお考えをお聞かせいただければというふうに思います。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 ご質問にお答えいたします。 まず、勲業についてでございますが、かつては国と君主というものは一体であったため、君主という意味も含んでいるものかと存じます。しかしながら、大東亜共栄圏というものは、昭和15年の第2次近衛内閣が唱えたもので、昭和10年の熊谷飛行学校開校よりも5年も後のことでございますので、歴史的事実と異なるものと存じます。また、嚇嚇というのは、赤いという意味が含まれております。この赤というイラストにも描かれている練習機が当時赤トンボと呼ばれていたことにかけたものと推測できますので、大東亜共栄圏の建設を目指せということではなく、世界に輝く操縦士になれるよう練習に励みなさいという意味ではないのかと存じます。いずれにしましても、それらの意味は推測でございますが、当時の若者たちがそういった世間の風潮の中で飛行兵を志願し、その後戦地に向かうことになったという、当時の社会の様子をあらわすものと存じます。当時のラベルを復刻したものを手にとっていただくことを通じて、若者たちが飛行兵を志願し、戦場へ向かい、結果多くの命を失ったことや、そういったことがない現在の日本の平和の大切さといったものに思いをめぐらせていただきたいと考えているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 私は、このものを例えば歴史的な事実として資料として展示するものだとするならば、私は歴史的資料として、私はあっても否定するつもりはないのですけれども、実際そういう書いた、記述したものを桶川市が送るということは、私は現在の憲法からして、いかがなものかなというふうに思うのですけれども、それはちょっと見解の相違に近いものがあると思いますから、あえて言いませんけれども、世界に輝く操縦士というのは、先ほどご答弁でもありましたけれども、どういう意味なのですか。この昭和10年ごろの世界に輝く操縦士、まさに私はこの立地からして、戦争のための操縦士を養成する場だったというふうに私は認識しているのですけれども、世界に輝く操縦士とはどういう意味でなのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後2時02分 △再開 午後2時03分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 それでは、ご質問にお答えいたします。 この内容につきましては、当時の少年の空への憧れですとか、そういうことも含めまして、それぞれの飛行操縦士が世界を目指す、世界一を目指すような、そういうような気持ちで練習に励んだということで捉えているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 新島光明議員。 ◆10番(新島光明議員) 以上で終わります。 ○議長(糸井政樹議員) 以上で10番、新島光明議員の質問を終了いたします。--------------------------------------- ○議長(糸井政樹議員) 次、13番、浦田充議員。   〔13番 浦田充議員登壇〕 ◆13番(浦田充議員) 皆さん、こんにちは。議席番号13番、ともに生きる会の浦田充です。私は、桶川生まれの27歳です。筋ジストロフィー症により、10歳のころより車椅子を使用しています。車椅子使用者、障害当事者議員として、桶川に新しいバリアフリーの風が吹かせていきたいと考えております。よろしくお願いします。 この一般質問においては、障害当事者としての視点や経験を生かして質問させていただきます。それでは、通告に沿って質問いたします。 まず、大きな1番、教育のバリアフリーについて。誰もが同じ環境で教育を行うべきとするインクルーシブ教育や障害者、健常者でも扱いを変えないノーマライゼーションの考えがますます求められる時代です。そこで、桶川市の教育における障害児、障害者への対応を伺います。 (1)、通常学級への受け入れについて。 桶川市在住の障害のある児童生徒のうち、通常学級へ就学しているものの割合はどの程度でしょうか。入学時の場合を説明してください。 ②、障害のある児童生徒の就学先決定までの流れを伺います。その際に、積極的に支援籍学習や通級制度について説明しているのか教えてください。 ③、就学指導において障害のある児童生徒に対し、例えば車椅子使用者へどの程度特別支援学校を進めているのでしょうか。保護者から、どうしても通常学級へ入れたいとの申し出があった場合に、送迎や付き添いなど、どの程度の負担を保護者に求めているのでしょうか。そのようなケースは過去にありましたか。 ④、特別支援学校から桶川市の通常学級への支援籍学習への対応と実績を伺います。支援籍学習の利用頻度実績はどのぐらいでしょうか。 ①、③、④については、資料を出して説明してください。 (2)、障害の理解を深める教育上の取り組みについて。 ①、学校生活の中で通常学級の児童生徒が障害児、障害者と交流する機会はあるのでしょうか。例えばボランティアや特別支援学校訪問などもありますか。 ②、教育委員会が認知している障害を理由にしていじめを受けたケースは、過去5年間に何件あり、その対応はどのようにされたのでしょうか。 大きな2番、桶川駅のバリアフリー化について。 (1)、桶川駅西口のトイレについて。 ①、古く使いづらいとの声が多いが、トイレの利用状況はどのぐらいでしょうか。 ②、トイレの防犯、耐火性、耐震性に問題はないのでしょうか。 ③、改修の予定はあるのでしょうか。その場合に、元喫煙スペースに新設できないでしょうか。 (2)、西口の駅前整備について。 ①、マイン連絡橋に屋根やスロープができないのか、構造上の問題点は何でしょうか。 ②、連絡橋所有者と桶川市の取り組みについて伺います。 ③、西口ロータリーに屋根を設置することはできないでしょうか。 (3)、東口の再開発について。 ①、ロータリーに屋根を設置する計画はあるのでしょうか。計画の詳細な図面やパースを出して説明してください。 以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。   〔家徳丈夫教育部長登壇〕 ◎家徳丈夫教育部長 大きな1、教育のバリアフリーについての(1)、通常学級への受け入れについての①、桶川市在住で障害のある児童生徒のうち、通常学級へ就学しているものの入学時の割合についてお答え申し上げます。 資料を1枚用意しましたので、ごらんいただきながら聞いていただければと存じます。桶川市就学支援委員会において、学びの場として特別支援学校及び特別支援学級が望ましいとした児童生徒のうち、通常の学級に所属している児童生徒の過去3年間の数及び割合につきましては資料をごらんください。表のとおりとなっております。今年度の割合は小学校約9.09%、中学校約22.2%でございます。 次に、障害のある児童生徒の就学先決定までの流れを伺う。その際に積極的に支援籍学習や通級制度について説明しているかについてお答え申し上げます。次年度に就学予定のお子さんにつきましては、桶川市では年間2回就学相談会を実施しております。市の就学支援委員会では、就学相談会においてお子さんの活動の様子を委員が観察したり、保護者からお子さんの発達の心配なことや、保護者の就学への考えなども伺ったりしながら、その子の学びの場としてふさわしいと思われる就学先について総合的な判断を行い、答申を出しています。その答申を保護者に伝え、その後就学先を決定します。教育委員会といたしましては、就学支援委員会の答申を基本といたしますが、就学先について保護者の考えに寄り添いながら丁寧に合意形成を行っております。また、在学中の児童生徒におきましては、学校が保護者と面談等を定期的に行いながら、学びの場の検討も含め、相談を重ねております。学校では、児童生徒の学校生活の状況などをもとに支援計画を立て、その後、学びの場について校内委員会等で適宜協議を行っております。市の就学支援委員会において、各学校の支援計画等の資料や話し合われた結果をもとに就学先を協議し、児童生徒のふさわしいと思われる学びの場を学校に伝えております。学校では、それを踏まえ、保護者との面談等により、児童生徒の学びの場について十分に話を伺いながら、児童生徒の将来についても考慮した上で話し合い、合意形成を行っております。 次に、支援籍学習等の説明についてでございますが、支援籍学習は障害のある児童生徒が必要な学習活動を行うために、在籍する学校または学校以外に学籍を置く埼玉県独自の取り組みでございます。また、通級による指導は、小中学校の通常の学級に在籍する児童生徒が週1から2時間程度、自校または他校において特別の指導を特別の場で受けることでございます。支援籍学習や通級による指導については、児童生徒の障害による学習上または生活上の困難について、必要な指導を受けることで改善が見込まれる場合や保護者から希望があった場合などに保護者に対して説明しております。 次に、就学指導において障害のある児童生徒に対し、例えば車椅子使用者へどの程度特別支援学校を進めているか、保護者からどうしても通常学級に入りたいという申し出があった場合に、送迎や付き添いなど、どの程度負担を保護者に求めているか、そのようなケースは過去にあったかについてお答え申し上げます。 資料はございませんが、過去に学びの場として特別支援学校が望ましいとした児童生徒が通常の学級に所属していたケースは複数ございました。その児童生徒の保護者には、当下校の送迎や学校生活の支援等において、ご協力をお願いしておりました。現在、通常の学級に学びの場として特別支援学校が望ましいとした児童生徒の在籍はございません。今後、そういったケースで学校から保護者に協力を依頼する際には、児童生徒の状態や学校の施設設備面等の状況を踏まえ、児童生徒が自分の力で行えることや児童生徒自身に力をつけていきたいこと、学校が配慮できること、保護者に協力いただくものなど、話し合いにより決めていくことになると考えております。 次に、特別支援学校から桶川市の通常学級への支援籍学習への対応と実績を伺う。支援籍学習の利用頻度実績はについてお答え申し上げます。 先ほどの資料の裏面をごらんください。実績がまとまっております昨年度までについて申し上げます。平成30年度は、7名の支援籍学習を実施いたしました。特別支援学校から市内小中学校に学籍を置き、必要な学習活動を行う支援籍学習では、朝の活動から授業、給食、清掃、休み時間など、学校生活の中のさまざまな活動において実施しております。支援籍学習は、特別支援学校の児童生徒だけが来校するわけではなく、その保護者や特別支援学校の教員も参加します。そのため昨年度は、特別支援学校の教員に障害者スポーツボッチャを教えてもらう学習活動を展開した学校もございます。支援籍学習に参加した保護者からは、市内やスーパーなどで見かけたときに児童が声をかけてくれ、うれしかったと学校に話をいただいたと聞いております。また、市内小中学校からは、支援籍学習を継続して実施していることにより、児童生徒が手を差し伸べるなど、自然とかかわることができるようになり、車椅子の介助なども上手になっている、気遣いや思いやり、優しさ等をより深めることができているなどの声がございました。 続きまして、(2)、障害の理解を深める教育上の取り組みの①、学校生活の中で通常学級の児童生徒が障害児、障害者と交流する機会はあるのか、例えばボランティアや特別支援学校訪問などについてお答え申し上げます。 先ほど申し上げました支援籍学習のほか、現在、総合的な学習の時間において、福祉教育に視点を当ていた学習を取り扱う際、アイマスク体験や車椅子体験等の体験を伴う学習とともに、障害のある方からの話を聞くことで、障害者との交流を図っている学校もございます。 次に、教育委員会が認知している障害を理由にしたいじめを受けたケースは過去5年間に何件あり、その対応はどのようにされたかについてお答え申し上げます。過去5年間のいじめ認知件数において、障害のある方に対してのいじめということではなく、例えば障害という言葉を使って友達に悪口を言ったなどの件数は、平成26年度0件、平成27年度1件、平成28年度1件、平成29年度2件、平成30年度3件でございます。対応といたしましては、学校ではほかのいじめと同様に職員全体でいじめ解消に向けて指導するとともに、指導後も見守りを継続しております。先ほど申し上げたいじめにつきましては、全て解消に至っていると報告を受けております。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。   〔白根勉都市整備部長登壇〕 ◎白根勉都市整備部長 大きな2、桶川駅のバリアフリー化についての(1)、桶川駅西口のトイレについての①、古く使いづらいとの声が多いが、トイレの利用状況はどのくらいかでございますが、桶川駅西口トイレは昭和59年に整備され、約35年経過をしており、施設の老朽化は否めませんが、利用者の方々に気持ちよく使っていただくために、毎日清掃を行っております。また、清掃にあわせて施設の点検を行うなど、利用者の方に支障をきたさないよう努めているところでございます。トイレの利用状況でございますが、桶川駅は1日にJR高崎線を利用する約5万2,000人の乗降者のほか、高崎線をまたぐ連絡通路としても利用されております。市では、トイレの利用状況調査をしておりませんが、清掃業者によりますと、毎日多くの方にご利用をいただいているようでございます。利用者は、主に駅やバス、タクシー等を利用する方が使用しているものと認識をしております。 次に、②、トイレの防犯、耐火性、耐震性に問題ないかでございますが、桶川駅西口トイレの男性用、女性用入り口にはドアはありませんが、車椅子に対応したトイレには西口広場に面してドアは設置されております。防犯性を向上させるためには、西口トイレの入り口にドアを設置し、利用時間を制限するなどの方法もありますが、西口トイレは駅や東西地域を連絡する自由通路に近く、いつでも誰でも利用できるよう、車椅子に対応したトイレも含め全て24時間利用可能としているところでございます。 今後も男性用、女性用の入り口部分にドアの設置や利用時間を制限する予定はありません。個々のトイレブースや車椅子に対応したトイレの施錠の状態確認、清掃の際などの施設の点検を通じ、機能が損なわれることがないよう、日々努めてまいります。耐火性、耐震性につきましては、トイレを建築するに当たり建築確認申請を取得していることから、建築基準法には適用しておりましたが、その後西口周辺を防火地域に指定したことから、現在は既存不適格建築物として取り扱いとなっているところでございます。 次に、③、改修の予定があるのか、その場合元喫煙スペースに新設できないかとの質問に対してお答え申し上げます。市といたしましては、トイレを設置した当時と比べますと、衛生機器などの使用が進化したことや施設の老朽化が進んでいることなどから、今後、建てかえを含めた改修の必要性につきましては十分認識をしているところでございます。 元喫煙スペースに新設してはとのご提案でございますが、利用者のニーズを考えますと、仮に城山公園のバーベキュー広場に整備したような規模を設置することとなりますと、スペース的な課題もございます。また、既存トイレが建築された当時からは、建築基準法などの法規法令が改正されているため、自由通路や駅舎全体を含めて一体的な計画設計が求められるために、特定行政庁である埼玉県と協議を行いながら進める必要があると認識をしております。 次に、(2)、西口の駅前整備についての①、マイン連絡橋に屋根やスロープができないのか、構造上の問題は何か、また②の連絡橋所有者と桶川市の取り組みを伺いたいにつきましては関連がございますので、一括して答弁させていただきます。 桶川駅西口階段から商業施設までのペデストリアンデッキに屋根を設置する件につきましては、株式会社東武ストアが設置した当時から、本市議会におきまして、これまで何度か取り上げられてきた経緯がございます。ペデストリアンデッキに屋根を設置する場合は、建築物として扱われます。原則的には道路内に建築物を建てることはできませんので、建築基準法の例外規定としての許可を特定行政庁の埼玉県より得ることが必要条件となってまいります。屋根の設置を検討する際には、ペデストリアンデッキの現状を調査するとともに、その結果に基づきペデストリアンデッキ自体を耐火構造につくり直すこと、さらには荷重条件等の変更により、各部材の補強なども生じ得ることから、ペデストリアンデッキ全体の大幅な改修が必要になる可能性が高いと考えております。現在、駅東口のエレベーター設置に当たり自由通路を含めた駅舎全体を耐火構造とする改修工事を今年度と令和2年度の2カ年の予定で事業を進めているところでございます。市といたしましては、ペデストリアンデッキへの屋根の設置につきましては、解決すべき課題が多いと予測しており、時間がかかるものと考えております。また、ペデストリアンデッキを駅方面から渡った西口商業施設入り口側の階段部分へのスロープの設置につきましては、階段部分の管理は商業施設側にございますことから、市といたしましては今後商業施設側からスロープ設置について相談があった際には、庁内の関係する部署と連絡を図り、対応してまいりたいと考えております。 次に、③の西口ロータリーに屋根を設置することはできないかでございますが、現在、バス停、タクシー乗り場にはそれぞれ乗車待ちの利用者のためのアーケードが設置されております。西口ロータリーの歩道内への屋根の設置につきましては、建築基準法による許可申請等により、特定行政庁の埼玉県より許可を経た上で屋根を設置することは可能であると考えております。 市では現在、東口駅前広場の整備を進めておりますが、東口整備が終了しますと、西口駅前広場の送迎の状況やバス、タクシーの需要動向にも変化が生じ、何らかのリニューアルが必要になってくるものと考えております。そのため市といたしましては、西口ロータリーの歩道内への屋根の設置につきましては、東口駅前広場が整備された後、西口ロータリー全体のリニューアルを検討する際にあわせて検討してまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。 次に、(3)、東口の再開発についての①、ロータリーに屋根を設置する計画があるのかについてでございますが、お手元の一般資料通告資料をごらんをいただきたいと思います。こちらは、平成28年度の桶川駅東口駅前広場基本設計業務委託において作成しました桶川駅東口駅前広場のパースでございます。基本設計では、パースにありますように桶川駅東口階段下から駅前広場北側のバス乗降場までの歩行スペースを連続する形で屋根を設置する計画となっているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) まず、大きな1番の(1)の①で、この資料で示していただいた割合なのですけれども、その中に例えば重複障害など、重度障害の方はいらっしゃいますか。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 再度先ほどの資料をごらんいただきながらと思いますが、今年度の数字に関しまして、重度ということ、また重複ということですが、答申のところの特別支援学校が望ましいとされている方が、通常の学級に現在通っているかというご質問かと思いますが、この9.09%、中学校22.22%の中にはいないということでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それでは、資料の中の今年度の小学校と中学校で割合が倍以上違うのですけれども、その異なる要因は何でしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 細かな要因というのはなかなか分析難しいのですけれども、こちらの就学に関しましては、先ほどご答弁申し上げたように、保護者の意向等をよく聞きながら、また学校でできることを丁寧にご説明しながら合意形成を図っております。ですので、人数が年によってももちろん違いますし、保護者の意向等によっても変わってくるものと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それでは、小学校の就学の際と中学校の就学の際で説明している内容に変わりはないということでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 結論から言いますと、そのとおりでございます。ただ、小学校に入学前の親御さんにとりましては、学校というものがどういうものかわからないケースもございますので、例えば特別支援学級というのはどういうものかわからない方には、ご希望によってではございますが、見学等をしながら、またお子さんも一緒に見ていただきながら、決めていくということも行っております。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) わかりました。 それでは、②のほうなのですけれども、就学相談会の際には、その対象となる全員の児童生徒や保護者に支援籍学習や通級制度をしっかり周知しているのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 先ほどご答弁申し上げたとおり、全員にはしてはおりません。ただ、必要とされたり、疑問に思ってご質問されたり、そういう方々にはご説明をしております。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それでは、就学に当たって全員の方に通常学級、特別支援学級、特別支援学校という選択肢があるということは教えていますか。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 学びの場としてどこがふさわしいのか考える上で必要なことですので、全員の方にお伝えしております。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) 私ごとなのですけれども、私も小学校の途中から車椅子を使うようになり、養護学校へ転校したのですが、その際は学校や教育委員会に促されて転校したという形になったのですけれども、後々孤独感が出てきたり、ちょっとつらい思いをしてきました。それで、障害者やそのご家族にとって必要なのは、さまざまな選択肢の情報提供だと思いますので、支援籍学習や通級制度についてもしっかり全員の方に周知するようにお願いしたいと思います。 次に、④の支援籍学習についてですが、実績、頻度ともにとても少ないような感じがします。その中で障害者スポーツのボッチャについての紹介がありましたけれども、説明の中で特別支援学校の教諭が来たということが何か強調されているような気がするのですけれども、その強調している理由はありますか。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 ちょっと言い方がそういうふうに聞こえたら申しわけありません。来るというのは事実なので、引率をしてきていただいているということをお伝えしたかったということでございます。強調したのに理由はございませんが、ただ特別支援学校の先生がいらっしゃることで、そこで持っているいろんな活動のノウハウの一つとして、そういうボッチャで交流をするということをしていただく、そういうことも活用させていただいているということでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それでは、ボッチャの授業というのでしょうか、それをやっていく中で、障害児と通常の児童生徒も関係は深まったのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 座学でいろんなことをするというよりは、一緒に交流をして一つのスポーツをすることによって、子供たち同士が交流を深められたというふうに報告を受けています。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) 支援籍学習としては、交流だけではちょっと不十分かなという気がするのですけれども、それから学校から寄せられる声の中に気遣いや優しさを学べるという話がありましたけれども、それだけではノーマライゼーションの考えからちょっと不十分な気がいたします。私が思うには、障害者でも健常者と同じ立ち位置に立って活動ができるということが自立していく中での自信につながっていくと思いますので、もうちょっと子供同士の密度が濃くなるような取り組みができないのかなと思います。例えば学校行事の運動会や文化祭などに練習の段階から参加するなどして、子供同士のきずなというのでしょうか。そういうのを深めたりすることは、希望があった場合には対応可能なのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 今ご提案いただいたような内容でございますが、支援籍学習を行うときに参加する特別支援学校のお子さんの状況と、そこに付き添ってくる先生の状況も違いますし、保護者のご希望もございます。そういうものと受け入れる学校の状況を合わせながら、調整しながら、可能なことは行っていくということでは考えているところです。そのお子さんによってはいわゆる例えば理科の授業であるとか、社会科の授業に参加することもあるでしょうし、先ほど言ったような交流を中心とした参加の仕方もあると思います。その辺は、参加するお子さん、そしてその学校、そして受け入れる学校との調整の中で活動は決めていくので、今ご提案いただいたような内容は、学校のほうにも情報提供しながら、その参加されるお子さんの意向を十分酌みながらということになるかと思います。ただ、1点、支援籍学習を行う場合に、付き添ってくる先生がいらっしゃいますので、付き添ってくるということは特別支援学校に一時的にはいなくなるわけで、ほかのお子さんがそちらにいらっしゃいますので、その辺の調整も実際は必要になってくるので、その辺も学校同士の調整をあわせてしていければというふうに考えております。 以上です。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それでは、そのような学校行事の参加が可能な場合もあるということをですね、積極的に埼玉県の教育委員会、特別支援学校などに教えていただけるようお願いいたします。 それから、もう一つお伺いしたいのですけれども、例えばなのですけれども、全員通常学級をベースとして、支援籍で特別支援学校や特別支援学級へ行くといった対応を基本とすることはできないのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 現時点では、そういう取り組みは実際は行っておりません。ただ、例えば特別支援学級に所属するお子さんが特別支援学校に進学することも多いものですから、そういうケースに事前に見学に行って、進路というものがあっての話にはなりますが、そういうケースは特別支援学級のお子さんが特別支援学校に見学に行って、自分の進路先、将来というものを考えつつ交流をしてくるというケースはございます。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それでは、(2)番なのですけれども、同世代の障害者との交流が支援籍だけに限られているというのはちょっと足りないのかなという気がいたします。障害という言葉を使ったいじめというお話がありましたけれども、それは障害に対する教育がちょっと不十分だから起きているのではないかなというふうに感じたのですけれども、もう少し同年代の障害者との交流などを増やすことはできないのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 教育部長。 ◎家徳丈夫教育部長 現在も交流を先ほどご説明したように行っているところではございますが、今後、いじめにつながるようなことは、私自身もあってはならないことだと考えておりますので、そういうものを子供たちにしっかり障害を理解して、その交流について深く考えるという機会は十分学校生活の中で持っていけるように努力してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) わかりました。特別支援学校に例えば通常学級の生徒がいて、一緒に交流するなどといった支援籍学習の逆バージョンみたいのもできればいいなというふうに要望いたします。 次に、大きな2番のほうに入りますが、まず(1)のほうで、トイレについて改修の必要性は十分認識しているとのお話でしたけれども、今回の自由通路の耐火性の改修工事の際に、そういった工事を一緒にできなかったのかなと思うのですけれども、できなかった理由は何でしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 現在実施をしております駅舎の改修工事につきましては、東口のエレベーター設置に当たり、駅舎や自由通路の施設が既存不適格建築物に該当することから、特定行政庁の埼玉県より現法の法規、法令に基づいた既存施設の耐火化改修を行うことを条件に、エレベーターの設置が許可されたものでございます。そのため既存施設の改修にあわせて西口トイレを改修する予定はございません。市としましては、これまで多くの市民や議員の皆様方から、東口のエレベーターの設置につきましては、要望や期待が大きく、また駅利用者の利便性の向上や自由通路を利用して誰でも東西の移動を容易にとするため、まずはエレベーターの設置を行ったものでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それでは、今回の自由通路の改修というのは、トイレの改修を見越して行っているわけではないということでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 今回の自由通路の改修は、一番のメーンであります東口のエレベーターを設置するということに基づいて、それに付随して自由通路の改修工事をやっているものでございまして、トイレの改修を見据えた形での自由通路の改修工事ではないということです。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それでは、もしトイレを改修する際にもう一度自由通路の改修が必要になったりすることはないでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 トイレの改修を今後やる必要性は認識をしておりますが、その時点になったときに、改めて駅の自由通路の改修の手戻りになるようなことはないように進めております。
    ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) わかりました。トイレについては、和式しかなくて使いにくいといった声も結構多く、選挙期間中に特に大きく聞こえましたので、なるべく早い改修を求めます。 次に(2)番の連絡橋についてです。いわゆるバリアフリー新法では、地方公共団体の責務として移動等の円滑化を促進すために必要な措置を講ずべきとしていますけれども、このデッキのスロープに関して言えば、前にリニューアルの際にスロープ設置をマイン側に強く要請することだったと思いますが、そのような要請はしましたか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 先ほどの答弁と若干重複しますけれども、市からの働きかけということはございませんが、マインさんのほうから、そのような要請、要望があったときには、バリア新法にも遵守したような形で実施していくようしているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それは、マインの側についても、別の条文で責務を定めていますけれども、地方公共団体としても必要な措置をしなくてはならないとなっているわけなので、本当はリニューアルの際にスロープ設置を強く求めることというのが必要な措置だったと私は考えております。 それでは、今後もしマインがリニューアルする際にも、またマインの側から何か言われなければ要請する気はないのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 ペデストリアンデッキの連絡橋の階段のスロープ化につきましては、以前から各議員の方々より強い要望が出ているところであります。先ほども申し上げましたように、バリア新法の要件としましては、一つのルートで駅からマインのほうに行く通路は確保されておりまして、ただ利便上、駅の2階のところ、改札出てからそのまま直接マインの入り口に入っていくことが最もスムーズな移動になるということで、市としてもできるだけそのようにお願いをしていきたいところでございますが、過去の中でもマインの商店会の皆様からも、そのような要望が過去多々ありました。そういった中で、市からやってくださいよという積極的な働きかけはしておりませんので、そういうマインの商店会さんとかと歩調、意見を調整しながら、マインが今後またリニューアル、改修等をしていく際には、そういったスロープ化の実現ができるよう、市としては調整をしていきたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それでは、マインの中にも図書館や連絡所が入っていたり、期日前投票所ができたり、公共性がすごく高いものだと考えているのですけれども、市のほうからマインのほうにスロープ設置という希望たくさん出ているということを改めて伝えていただくことはできないでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 いろんな場面でマインさんのオーナーの新都市ライフさんとも協議を、また市は借用しているところもありますので、そういった機会あるときに、ごとに、そういったスロープ化の意見がより増してきているというようなことで、実現に近づくよう市としても積極的な対応を心がけていきたいと考えます。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) わかりました。現状では、車椅子や階段を使えない方ですと、駅からマインまで行っていくのに通常の3倍ぐらいの時間がかかるわけです。例えばデッキの手前でエレベーターをおりて、ロータリーを大回りして交通量の多い横断歩道を渡ってようやくマインの入り口にたどり着くという現状なのです。車椅子などで大回りしますと、大雨の日なんかにはかなりぬれてしまいます。また、ぐるっと回るのが体力がない方には特にきつい状況だと思います。今後は、マインと徹底的に協議していただいて、一日も早いスロープ設置を強く求めたいと思います。また、次に次回質問する際には、よいご報告が聞けるよう期待しております。 次に、ペデストリアンデッキの屋根についてですが、ペデストリアンデッキと独立した、地面から柱を立てて屋根をつくった場合には、耐火性の改修だけで済むような気がするのです。数年で実現できるのではないかと思うのですが、その辺はどのように考えていますか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 ペデストリアンデッキに地面から独立した屋根をということかと思いますけれども、原則的には道路内に建築物を建てることはできませんので、同様に建築基準法の例外規定としての許可を埼玉県から得る条件になります。仮に屋根の設置をすることとなりますと、屋根を支える柱の位置、配置によっては将来西口駅前広場の通路などのレイアウトを変更というか、検討する際に支障が生じることも想定されますことから、そこら辺をよく調整して、西口広場のさらなるリニューアル改修に影響がないようにすることを考えますと、今の現状では設置は大変難しいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) それでは、リニューアルの際に一緒に屋根を設置するというつもりはありますか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 今後、市の事業の計画との話になりますけれども、市としましてはまずは駅の東口の広場を考えております。広場一帯周辺の事業を本格化して、市民の皆様から目に見える事業進捗を図れるよう、鋭意努めていきたいと思います。その後、バスとかタクシー、企業バスとかの動線が変わりますので、今西口で結構利用している方々の人の流れが東口にも来ますので、そこら辺を見据えて西口の皆様方からいただいている意見等を反映して、リニューアルをしていくというときにあわせてペデストリアンデッキの屋根というものを、ただいろいろ今考えていますけれども、例えば大宮駅の西口とか、駅からそごうさんとか、いろいろ大規模商店に行くところも実はない、上尾の西口についても大型店舗さんがありますけれども、ないと、先ほど説明をしていますとおり、建築基準法的には無理ではないのです。無理ではないのですけれども、いろんな障害等が多々あります。そういった実際的にはすごい莫大な予算も必要となるでしょうから、ありますか、ないですかというようなご質問でいえば、そういったことを見据えて市としてはやはり皆さんが安心して安全にそういう移動できるようなものを考えていく中では、自由通路の屋根化というものもやっぱり念頭に置いて事業を進めていく必要性はあると認識をしております。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) 今の話では、大宮駅、上尾駅もないということなので、桶川駅がそういった先例というのですか、最初の事例となるようなまちにできたらいいなと思うので、ぜひとも検討していただきたいと思います。 それでは、③番、西口ロータリーへの屋根設置についてですが、先ほどもありましたけれども、何らかのリニューアルをするといったお話でしたけれども、そのようなリニューアルというのは本当に実施されるのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 東口整備が完了した後には西口の、先番議員さんからもご質問があったように、送迎車の安全な車と駅との通路の確保とか、そういったことを考えますと、以前から徐々には変革をしてきております。西口についても、そういう築山の改良とかをしていますが、今後、そういう東口の駅前広場の状況を見て、交通の流れも加味しながら、西口広場は改修していく必要性があるというふうに、市は認識をしているところであります。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) そのロータリー改修の際には、東口のように屋根をつける構想というのは現段階ではあるのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 現段階で先ほどお示しをしました東口のパース図みたいな計画の絵はございませんが、そちらの屋根につきましては、他の市町村等を見てみましても、全て大体バス停のところまで傘を差さずにバス停に行けるとかタクシーに乗れるとかのような状態になっているのは通常のように思いますので、本市におきましても西口広場のそういう屋根、広場のロータリーに屋根をつけるということは、当然見据えて事業を進めていく必要性があると認識をしております。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) 近年は、ゲリラ豪雨なども多いわけですので、迅速な計画策定を求めたいと思います。 次に、ここは市長にお伺いいたしますが、いわゆるバリアフリー新法に照らして、この西口のデッキやトイレ、ロータリーについての改修が必要だと市長が考える場所と、そこをいつまでに改修したいと考えているか、お考えをお聞かせください。 ○議長(糸井政樹議員) 市長。 ◎小野克典市長 浦田議員の西口のバリアフリー化ということについてご答弁をさせていただきます。 今、西口のペデストリアンデッキのスロープ化ですとか、屋根をつけたりとか、そういったことについては、さまざまな課題があるというようなことで、今部長答弁をさせていただきました。そして、また今現在桶川市では、東口の整備に全力を注いで取り組んでいるところでございます。その後、東口の整備が終了次第、やはり西口も今ロータリーで、雨天の際などは送迎の車で混み合ったりとか、そういったことに対しての市民の皆様からのさまざまなご意見、ご要望をいただいているのも現実として受け止めております。そういった中で、今後将来的には西口のそうした改修整備というのは当然必要であろうというふうに私どもも認識をいたしております。これまでこのバリアフリー新法制定以前から、桶川市におきましては、例えばですけれども、西口ロータリー内のバス、タクシー乗り場の歩道部のスロープを設置して段差の解消を図ったりですとか、また昨年度平成30年度には、駅西口の駅前広場内に身障者用の乗降場所を新たに設置させていただきまして、そしてまた、これは東口になりますけれども、今年度におきましては、東口にエレベーターを設置して、あわせて限られたスペースではございましたけれども、JR東日本の土地のご協力いただきまして身障者用の乗降場所の整備を行うなど、さまざまなバリアフリーに対する取り組みというのも進めてきております。今後もそうした中心市街地を含めた町のハード面でのバリアフリー化にあわせ、先ほど浦田議員から教育に関して、教育現場でのさまざまなバリアフリー教育というのでしょうか、そういったところへのご提言、ご質問もございました。まさに今後もそうした学校教育における心のバリアフリーを育む、そういった教育も含めて、ハード、ソフト両面でのバリアフリーのまちづくりをさらに進めていきたいというふうに考えておりますので、今後ともまたよろしくお願いを申し上げます。 ○議長(糸井政樹議員) 浦田充議員。 ◆13番(浦田充議員) ありがとうございました。東口の開発が終わってからということですけれども、その計画を頭の中で考えるだけであれば、東口の整備中でもできると思いますので、計画だけでもなるべく早く作成していただければなと思います。 現在、バリアフリー新法では、昨年に改正されまして、1条の2として基本理念が追加されました。その中では、社会における障壁を取り除くために、障壁について社会における事物、制度、慣行、観念その他一切のものの除去や全ての国民が分け隔てられることなく共生する社会の実現に資することなどを求めています。そこで、桶川市の総合振興計画や障害者計画、桶川の教育などに確実にインクルーシブ教育の考え方や桶川駅全体のリニューアル、リニューアルというか、バリアフリー化を盛り込んでいただくことを要望し、今回の一般質問を終わりにいたします。ありがとうございました。 ○議長(糸井政樹議員) 以上で13番、浦田充議員の一般質問を終了いたします。 暫時休憩いたします。 △休憩 午後3時04分 △再開 午後3時23分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。--------------------------------------- ○議長(糸井政樹議員) 次、5番、北村あやこ議員。   〔5番 北村あやこ議員登壇〕 ◆5番(北村あやこ議員) 改めまして、こんにちは。傍聴ありがとうございます。ともに生きる会、浦田充さんに続きまして、私、北村あやこの一般質問をさせていただきます。 今回は、初議会でありますので、一言述べさせていただきます。選挙期間中ですが、市内の各所で市民の皆様の声を改めてお聞きすることができました。その中で、みずからの果たすべき役割の多さと、議員としての未熟さを改めて感じております。この反省をもとに弱い立場の人が救われる社会に向けて、命と人権を守り、多様性を認め合う民主的な市政の実現に粉骨砕身してまいりますので、皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。 それでは、通告に従いまして質問をさせていただきます。まず、1番目、東口整備についてです。前議会ですが、この東口整備について、「道路整備計画の策定後、南小跡地のほか、市内循環バス停車場や桶川市駅前子育て支援センターなどの市有地も含め検討していく予定」と答弁がされました。それでは、検討の場やその手順について改めて伺います。 大きな2番目、県央地域の医療について。一般病棟、回復期病棟、地域包括病院の最新のデータのご報告を、桶川の状況をお知らせいただきたいと思います。 2番目、地域包括医療の体制はどのように構築しているのかも伺います。 3点目、かかりつけ医と急性期病院、亜急性期、回復期病院との連携はどうなっているのか、具体的に説明をいただきたいと思います。 3点目、契約変更についてです。桶川市は、さまざまな工事で、また建築建設工事でも、契約変更がされ、そのずさんさが目についております。とりわけ新庁舎について、また今回取り上げます旧飛行学校についても、やはり大きな問題があると思っています。そこで改めて桶川市の設計変更ガイドラインについて、検討結果で検討するということでしたが、作成されたのでしょうか。国交省、埼玉県との比較を含めて、資料配付のもと説明をいただきたいと思います。 2点目、新庁舎の第2回の設計変更では、変更項目の連絡書(書面による指示、協議等)の記録がありません。なぜでしょうか。 3点目、金額の変更や根拠が示されていないというのは、金額の妥当性はどのように確認したのか伺います。 次に、4点目、設計変更に際して、市の設計書(市の予算)は存在しますが、施工者である大成建設の見積書は存在いたしません。契約金額が設計書と同額であることの説明をいただきたいと思います。 5点目、地方自治法第2条第14項、最小経費で最大の効果はどのように証明できるのか伺います。 次に、2点目、監査についてです。新庁舎については、設計変更に伴い約4,900万円の無駄な工事が発見されました。それを監査請求をいたしましたが、見事に却下をされております。そこで監査委員に幾つか伺ってまいりましたが、続いて伺いたいと思います。前議会では、公共工事積算基準や公共建築工事見積もり標準書式に沿って監査をしていなかったことが判明をいたしました。また、見積もりに関する答弁では、「国土交通省の建設業法遵守ガイドラインでは、見積もりに当たっては工事の具体的内容を提示することが必要とし、望ましくは工事の内容を書面で提示し、作業内容を明確にすることとしております」と述べていますが、口頭による見積もりが適正であると判断した理由を改めて伺いたいと思います。 また、2点目、依頼は口頭によるものとの報告があり、直接業者に依頼したものと設計事務所の協力を得て行ったものがあるというふうに答弁をしていますが、設計事務所の協力のあったものは何なのでしょうか。一覧表で答弁を補足していただきたい。 次に、大きな4点目、旧飛行学校整備についてですが、この飛行学校整備についても、数々のずさんな工事が発見されております。そして、きわめつきは今回、防火水槽工事ですが、山どめを実施することになっていたのが、それが実施されていないことがわかりました。この実施状況と結果を書面、工事記録写真を含めて書面で説明を願いたいと思います。 以上で1回目の質問とさせていただきます。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。   〔白根勉都市整備部長登壇〕 ◎白根勉都市整備部長 大きな1の東口整備についての(1)、前議会、道路整備計画の策定後、市有地も含め検討していく予定との答弁、検討の場や手順を伺うについてお答え申し上げます。 さきの9月定例会においてご答弁させていただきましたように、駅東口周辺には、南小跡地のほか、市内循環バス停車場、桶川市子育て支援センターなどがございます。これら市の施設や市有地の利活用につきましては、駅前広場や駅東口通り線、中山道線などの駅東口周辺の基盤整備の推進と並行して具体化する必要があると認識しているところでございます。市では、さきに策定しました桶川市公共施設配置基本計画の中で、駅周辺地区都市拠点には、都市基盤整備の進捗を踏まえ、公共サービス機能の導入について既存公共施設との集約も含め検討するとしており、また公共施設等総合管理計画の中では、未利用地の有効活用の検討を進めるとともに、適切な維持管理に努めるとしておりますことから、駅東口周辺の市有地の利活用につきましては、まずは庁内での協議検討が必要と認識をしているところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 健康福祉部長。   〔桐生典広健康福祉部長登壇〕 ◎桐生典広健康福祉部長 大きな2、県央地域の医療についてのご質問にお答えいたします。 初めに、(1)、一般病棟、回復期病棟、地域包括病院の最新データで報告をでございますが、資料をご用意させていただいております。12月23日、一般質問通告資料、北村あやこ議員、2の(1)をごらんください。なお、大変申しわけございませんが、記載内容の引用先となる資料が異なり、基準年月日も同一でないことをご了承いただきたいと存じます。初めに、資料の上段、一般病棟につきましては、埼玉県のホームページ、保健統計年報によりますと、平成29年10月1日現在で、2,342床となっております。次に、回復期病棟及び地域包括ケア病棟につきましては、関東信越厚生局のホームページ、施設基準の届出受理状況によりますと、平成31年4月1日現在、回復期病棟が260床、地域包括ケア病棟が72床となっております。なお、各市町の内訳につきましては、資料のとおりでございます。 続きまして、(2)、地域包括医療の体制はどのように構築しているのかについてでございますが、本市を初め北本市と伊奈町の2市1町で、地元医師会の協力のもと桶川、北本、伊奈地区、在宅医療連携センターを設置し、市民、地域の医療介護関係者、地域包括支援センター等からの在宅医療介護連携に関する事項の相談を受け付けております。また、退院の際の地域の医療関係者と介護関係者との連携の調整や患者、利用者または家族の要望を踏まえた地域の医療機関や介護事業者相互の紹介を行い、在宅医療の体制づくりを進めております。 続きまして、(3)、かかりつけ医と急性期病院、亜急性期、回復期病院との連携についてでございますが、ふだんから風邪や持病の診察を身近な医療機関で受け、自分の体の状態をよく知るかかりつけ医を持つことは、市民が住みなれた地域で安心して生活するためにとても重要なものと考えております。病状の変化等により、急性期病院などでの診察や治療が必要とかかりつけ医が認めた場合には、紹介状を発行し、適切な医療を受けることができるよう連携しております。また、市内の病院に伺いましたところ、自宅で病状が悪化し、入院した患者さんが地域包括ケア病棟にてリハビリ等を行い、筋力をつけて回復したことにより、退院して自宅へ帰るという流れができているとのことでございました。自宅に帰られてからは、病状によりかかりつけ医に引き継がれ、適切な医療が提供されるものと考えております。なお、同様に亜急性期、回復期病院からの連携も図られるものと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 総務部長。   〔堀口守総務部長登壇〕 ◎堀口守総務部長 大きな3、契約変更についての(1)、新庁舎に関するご質問について順次お答えを申し上げます。 初めに、①、桶川市の設計変更ガイドラインの検討結果及び国交省、埼玉県との比較でございますが、本市の建設工事における設計変更に当たりましては、これまで埼玉県の設計変更ガイドラインなどを個々に参酌しながら業務を進めてまいりました。今後の土木工事並びに建築設備工事に係る設計変更につきましては、それぞれ埼玉県の設計変更ガイドラインに準拠して業務を進めることを基本的な方向としながら、工事をとり行う部署に意見聴取を進めながら、来年度の運用開始に向けて準備を進めておるところでございます。なお、ご質問にございます国交省、埼玉県との比較につきましては、本日、お手元に資料のほうをご用意させていただいておりますので、ごらんいただければと思います。これまでも北村議員のほうからご指摘のありました工事記録等への概算額の記載、それと設計変更に伴う契約変更の時期の部分につきまして、資料のほうを記載させていただいております。詳細の説明につきましては、割愛をさせていただきたいと思いますので、ご容赦いただければと思います。 次に、②、第2回設計変更に係る連絡書など書面による指示、協議等でございますが、第2回設計変更の各項目につきましては、新庁舎建設工事における建築、電気設備、機械設備の各工事、その他関連工事との相互の調整や詳細の打ち合わせにおいて生じた設計との相違を契約図書等に反映しようとしたものでございます。これらの中には、連絡書によらず施工図や製作図などを確認する過程で、これを修正し、了承しているものでございます。 次に、③、金額の妥当性の確認についてでございますが、単価につきましては埼玉県の積算標準単価表や刊行物等を活用いたしまして、これらに単価が記されていないものにつきましては、見積もりを徴取した上で単価を決定しております。単価の決定は、変更契約の対象となった各工事について、市として価格の妥当性を確認する作業の一つとして認識をしておるところでございます。 次に、④、契約金額が設計書と同額であることについてでございますが、変更請負代金額につきましては、市が基準に沿って積算いたしました変更設計金額に当初の契約率を乗じて算出しており、その額をもって受注者と変更契約を提出しております。これは、いずれの公共工事においても全て同様の計算方法でございます。したがいまして、変更契約を行う際に総額の根拠となる受注者から見積書などを徴取することはございませんし、変更契約に向けた設計書と契約書の総額が相違することもございません。 最後に、⑤、地方自治法第2条第14項、最小の経費で最大の効果の証明についてとのご質問でございますが、新庁舎建設工事では、市の設計積算の結果を上限価格の根拠といたしまして、地方自治法を初めとした関係規定の示すところに基づき、総合評価一般競争入札を実施の上、施工者を決定してございますことから、その理念につきましては、まっとうされているものと認識しておるものでございます。 以上です。 ○議長(糸井政樹議員) 代表監査委員。   〔榎本幸雄代表監査委員登壇〕 ◎榎本幸雄代表監査委員 大きな3の(2)、監査についてのご質問について順次お答えいたします。 初めに、①、口頭による見積もりが適正であると判断した理由についてでございますが、ご質問の中にもございますとおり、国土交通省が平成23年8月に公表した発注者、受注者間における建設業法令遵守ガイドラインにおいて、見積もりに当たっては工事の具体的内容を提示することが必要とし、望ましくは工事の内容を書面で提示し、作業内容を明確にすることとしております。工事の内容を書面で提示することに限らず、工事の具体的な内容、作業の内容を明らかにすることがガイドラインの示す趣旨であることから、口頭による見積もり依頼も適正と判断したものでございます。 次に、②の設計業者の協力を得て行った見積もり依頼とは何か、一覧表で説明をとのご質問でございますが、見積もり徴取の方法につきましては、担当部署の聞き取りでの回答内容であり、一覧表にする監査の資料はございません。監査での聞き取り内容といたしましては、工事の変更内容に対応できる業者からの見積もり徴取を設計業者である日本設計に依頼しているとのことでございました。 以上です。 ○議長(糸井政樹議員) 市民生活部長。   〔金子由則市民生活部長登壇〕 ◎金子由則市民生活部長 大きな4の旧飛行学校整備についてに関するご質問にお答えいたします。 設計図G-5防火水槽工事で、山どめを実施することになっているが、実施状況、結果を工事記録写真を含めて書面で説明願いたいについてでございますが、まず本日配付いたしました資料の1ページ、A3サイズのものをごらんいただきたいと存じます。こちらが今回の復元整備工事の中で、防火対策の一つとして施工いたしますご質問の防火水槽設置工事の設計図でございまして、火災の際に使用する水を60立方メートルためることのできるものでございます。 次に、資料の2ページをごらんいただきたいと存じます。こちらは、防火水槽設置工事の現状の写真でございますが、施工者が各施工途中で撮影した工事記録写真などはございませんので、資料として提出することはできませんが、先週金曜日に職員が撮影したものを参考にご提出させていただきます。写真の中央に写っておりますのが、先ほど設計図でごらんいただいた防火水槽の本体でございますが、この工事の実施状況につきましては、市、施工者及び監督員で行っております定例会議などの際に提出を受けております工事書類の中から、その月の作業内容を表にした月間行動表やその日ごとにどのような職種の作業員の方が何人、どのような作業を行ったのかを記録した工事月報、施工を開始する前にどのような施工手順で行うかを示した施工計画書などをもとに設置に至りました状況や結果につきましてご説明申し上げます。まず、防火水槽の設置に当たりましては、コンクリートでできた水槽を地中に埋設する方法として、令和元年10月8日に鋼矢板工法による圧入式で行うことを施工計画書で承諾いたしました。その承諾を受けた後、10月10日から鋼矢板工法で施工を開始したわけでございますが、掘削する部分が崩れないように地中に打ち込んでいた鋼矢板が、打ち込みの途中で打ち込むことができなくなりました。そのため主任監督員や施工者などによる調整の結果、当初計画の鋼矢板工法から機械や人力にて掘削を行うオープンカット工法に変更する旨の変更施工計画書に10月17日に承諾をしております。その後、天候不順や現場の施工順序の都合などにより、約1カ月後の11月28日から変更したオープンカット工法にて掘削を実施いたしました。現在は、水槽本体の据えつけは完了しており、今後は実際に水を入れて水位が低下しないかなどの確認をする予定でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) まず、南小跡地について伺います。庁内でまず協議を検討するのだという話でしたが、第五次総合振興計画、第六次ですか、これから始まる、再来年から開始される第六次、それとの関係はどういうふうになっているのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 都市整備部長。 ◎白根勉都市整備部長 今後、駅東口周辺に必要となる公共施設や公共機能並びに市有地の利活用については、第六次総合計画の策定に合わせて庁内関係部署を交えて協議検討してまいりたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) よくわからないのは、先に庁内で決めてしまって、それを第六次総合振興計画に案として出すと、そういうことをやるのではないかなというような気がしているのですが、そこは触れません。そうあってはならないと思っていますので。 まずは、第五次総合振興計画について聞きたいのですが、この中で後期計画の中で市民アンケート調査があります。この中で、18歳以上の市民アンケートを25年10月に実施したとありますが、高齢期の生活にて高齢者が安心して住み続けられるまちにするために、市が特に取り組むべきことは何ですかというアンケートがありますが、その一番多かったものは何でしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後3時46分 △再開 午後3時46分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。 企画財政部長。 ◎川辺吉展企画財政部長 うろ覚えで100%ではないのですが、病院というような、回答があったかと思っています。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) まずは、医療施設の整備、充実54%ということで最も多かったということがあります。そしたら次に、10年後に望む将来像は何が多かったでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 企画財政部長。 ◎川辺吉展企画財政部長 今、そこについては把握しておりません。申しわけありません。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 同じように医療施設や保健サービスが充実しているまち、これが54.5%、5%多くなるという回答が最も多いということになっています。ところが、この総合振興計画を見ますと、医療のことはほとんど計画の中にかなめとして入っていない、基本構想としては歩いて暮らせるまちづくり、広域交通網を生かしたまちづくり、水辺と農が調和するまちづくりというふうに、市民が最も望んでいる医療の充実がここの中にほとんど盛り込まれていないなぜなのでしょうか。これを改めて見て疑問に思ったので、伺いたいと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 企画財政部長。 ◎川辺吉展企画財政部長 この計画、その内容につきましては、先ほど健康福祉部長が答弁したように、かかりつけ医の充実ということが桶川市で一番進めていきたいという計画の中で書いております。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) それちょっと違うのです。まずは、アンケートをとって、まずそのアンケートに応えるような施策ができなかったというのはなぜなのかって聞いているわけ。かかりつけ医というのは勝手にそちらで言っているだけの話で、例えば高齢者施策の充実の中でも、かかりつけ医とは書いていないのですよね。老人福祉センターの利用、地域包括センターの支援、介護予防教室というふうに、かなりラフな大ざっぱな感じで、これからの医療の問題について、きちんと対応できるような状況にはなっていないのですが、これをつくった当初のこのアンケートの扱い方、例えば施策の大綱、みんなでつくり、育む、活気あふれる交通拠点都市桶川となっているのですが、そこには医療、健康ということがほとんど書いていない、安心して暮らせるぐらいにしか書いていないのですが、そこの組み合わせが今さっき心配だったのは庁内で決めて、それで盛り込んでつくっていくということがあったので、せっかく市民アンケートをやりながら、それが盛り込まれないという状況というのはどういうことなのか、非常に私は随分こういうやり方をしていたのだなというのを改めてわかったわけですけれども、そこのところはアンケートというのは余り関係ないのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 企画財政部長。 ◎川辺吉展企画財政部長 アンケートをもとに、計画でございますので、こちらについては10年の計画ということで方向性を示す計画ということで、具体的にどのようなことをするのかということの中につきましては、市民の方が安心安全を保つためにどういうものが必要かという中で、医療機関なのか、高齢者施設なのかということで、具体的中身については後々検討していくという内容になっております。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 余り市民をばかにしないほうがいいと思うのですよ。なぜかというと、医療機関や保健サービスが充実しているまちというふうに書いて54.5%で、それが10年後に望む将来像、あと5年後ですよね。それに向けてちゃんとやれているかといったらやれていないのではないかということもありまして、総合振興計画の中に、これから今後南小跡地の利用を盛り込んでいくのであるならば、私は重要な要素としてやはりそこは検討の題材に入れていただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 企画財政部長。 ◎川辺吉展企画財政部長 アンケートをもとに十分検討していきたいと考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 続きまして、医療の問題ですが、2025年、2040年問題といいますが、桶川の現状は予測はどうなりますでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 健康福祉部長。 ◎桐生典広健康福祉部長 2025年、それから2040年の市の予測というご質問でございますが、まず2025年につきましては桶川市の人口ビジョンから数字を持ってきておりますが、65歳以上のいわゆる高齢化率は29.82%、ちなみにですが、75歳以上となりますと17.5%になります。続いて、2040年については、これは団塊ジュニアが高齢者になると言われる時期と言われておりますが、こちらの高齢化率65歳以上ですが33.37%、75歳以上になりますと17.4%という状況でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) つまり2040年には、もう3人に1人が65歳以上ということで、医療の役割というのがこれから先もっともっと深刻になっていくと、介護だけではだめなのです。命とそれと生活を支えるということがこれから一番重要になってくるわけですけれども、資料いただきました。桶川市の一般病棟128の内訳はわかりますでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後3時53分 △再開 午後3時54分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。 健康福祉部長。 ◎桐生典広健康福祉部長 大変失礼いたしました。今手元にあります資料で申し上げますと、桶川市内病棟を持っておりますのが、埼玉県央病院が161、それから大谷記念病院が103となっておりますが、この内訳の中から一部一般病棟としての扱いとなっておりますのが128という状況で、その128の詳細の内訳というのは手元に資料がございませんので、申しわけございません。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) それでは、地域包括ケア病棟として桶川市新たに40つくりましたけれども、これはどこでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 健康福祉部長。 ◎桐生典広健康福祉部長 地域包括ケア病棟の40床につきましては、埼玉県央病院が急性期からの転換ということで、地域包括ケア病棟40床をことしの3月から設置しております。 以上でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 埼玉県の地域医療福祉計画というのが地域医療保健医療計画ですか、済みません、正確に言うと埼玉県地域保健医療計画、2018から2023年という期間でなっているわけですけれども、ここで市町村の役割というのが書かれております。全体として市町村の役割はどのような位置にあるのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 健康福祉部長。 ◎桐生典広健康福祉部長 申しわけございませんが、今私の手元にありますのが第七次の素案というものになりますが、この中での市町村というよりも全体の病院としての役割という表現で記載されているものをちょっとお答えさせていただきますと、住みなれた地域で必要な医療を受けられる体制を整備する上で、医療の地域偏在や診療科偏在が課題となっている、地域における医療提供体制を確保するためには、これらの偏在を解消し、必要な医療数を確保することが求められるとされておりまして、外来医療が入院医療や在宅医療と切れ目なく提供されるよう、外来医療の状況を可視化し、共通認識を形成することで、医療機関の自発的な取り組みや地域の医療関係者間の協議による連携を進めるということで、この中の市町村という区切りの表現ではございませんが、やはり在宅医療を中心としながら、広域での入院医療、外来医療との連携ということになろうかと存じます。 以上でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) この計画の推進体制と役割という中で、市町村の役割というのがきちんと書かれているわけですけれども、ありきたりの話ですが、市町村は健康相談、特定健診、保健診療などの計画的な事業と保健センターの充実、さらに地域ケア体制などの地域保健、介護福祉サービスの推進、それから初期救急と2次救急の病院輪番制の整備主体、そしてその充実に努めるというふうにはなっているわけです。これからは、治す医療から治し支える医療になると、要するに2040年問題もさることながら、85歳以上の高齢者がどんどん増えてきて、ただ単に一つの病気だけを治すのではないというときに、地域に核となる病院が必要になってきて、先ほどのご答弁のように、病気が治ったからかかりつけ医で云々というような、そういう狭い範疇のものではなくて、やっぱり地域桶川に住んでる高齢者をどういうふうに、まずは病気を治す、病気を治すということだけではなく、総合診療として一人の人間としての尊厳を支えながら、地域で暮らすにはどうしたらいいかという医療のあり方、それは地域包括ケア、介護だけでは成り立たないということになっているわけですけれども、そういう意味で地域医療計画の中で、地域包括システムというのがありながら、実際には今桶川市の中で、それほど機能していないということがあるわけです。例えば通告で申し上げたのですが、いろんな疾病についてのテストケースや課題への対応というのがあるのですが、この計画の中で。脳卒中について、課題という対応についてはどのように書かれているでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 健康福祉部長。 ◎桐生典広健康福祉部長 埼玉県での県央県域における病床の整備の考え方の中でご説明をいただいている部分がございまして、ここでは一定の入院患者が圏域外に流出しているというような状況もあって、特に脳血管疾患については、圏域内での完結率が他圏域と比較するとやや低目ではないかということで、救急の受け入れ機能を高めていくということが必要であろうと説明を受けております。
    ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 全てそうだというふうにはなっていないのですが、医療機関の機能分化を進め、急性期から回復期、維持期まで地域における医療連携体制の構築を推進しますと、市が核になって、在宅医療において医師、歯科医、師薬剤師、看護職員、歯科衛生士、介護支援員、介護職員など、多職種が互いの専門的な知識を生かしながらチームとなって患者家族をサポートしていく体制、これをつくっていくと、その中にやはり核となるのは病院だというふうに思いますけれども、これらの地域包括ケアシステムの中核になる病院というものが桶川にはありません。そのことについて、今後どうしていくのか伺いたいと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 健康福祉部長。 ◎桐生典広健康福祉部長 地域包括ケアシステムでの医療での役割ということであろうかと思いますが、やはり地域包括ケアシステムと一番関連の深い医療の分野と説明をされていますのが、地域包括ケア病棟に関してということを多々聞いております。その中で、先ほどお話ししました県央病院が地域包括ケア病棟をもって、在宅からの肺炎等のサブアキュートの受け入れをした後に、すぐに在宅に帰せるようにという形の努力を始めておりますが、県央域ということになりますと、伊奈病院が新たに今回、地域包括ケア病棟30床増床ということになりました。このあたりも近隣の医療機関あるいは福祉施設関係、そういったところと連携して、マッチングの作業を行ったりしておりますが、あわせましてこの圏域の中で桃泉園の北本病院が今回、2025年を目指して慢性期から回復期のリハビリテーション病棟を増やしていくという予定でおります。やはり圏域の中でのそういった今、県央域で不足していると言われている医療の充足を連携をとっていくということは非常に重要なことなのかなと考えておるところでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 今言っているのは地域包括ケア病棟だけなのですね。つまり急性期の病気を越えて、それである程度安定して、これから自宅に戻るというときのその間のことを言っているわけですね。そうではなくて全体からすると医療の問題で、まず核となって、この人をどういうふうに支えていくか、一つの病院、病気ではなくていろんな病気が複合的にあったときに、総合診療としてどのように治療が必要か、介護が必要かということをやるところについては、全く桶川市は抜けているのですよね。地域包括ケア病棟があったって、そこの中心の部分がないから、連携するにしてもどこ行くのでしょうか、お隣の病院とかいうことで、桶川市が中心となって核となって病院と連携をするという体制がつくれない、つまりその分だけ市民がある意味で不幸なのです。市長に伺います。医療法の中で第1条の3、地方公共団体の役割というのがあるのですが、そこは認識してらっしゃるのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後4時03分 △再開 午後4時04分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。 市長。 ◎小野克典市長 医療法第1条の3については、国及び地方公共団体は、前条に規定する理念に基づき、国民に対し良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制が確保するよう努めなければならないというふうになっております。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 余り時間がないので、この辺にとどめておきますが、まずは市長、地方公共団体の長としての役割があるということで、その部分も今桶川市の中では、地域包括ケアシステムの一部がやはり欠けているということがありますので、ぜひそこのところをどうするか、何度も課題として申し上げていますけれども、そこのところをもっと積極的に取り組んでいただきたいと思います。次には、その検討課題、検討について伺いたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 次に、監査です。余り時間がなくなりましたので、ここに答弁で脈絡がないのです。一つは、ガイドラインは作業内容を明らかにすることが趣旨だというので、口頭による見積もり依頼で作業内容はどうやって明らかになったのかというのがよくわからない。 それからもう一つは、見積徴取を日本設計に依頼していると聞いていますというふうに言っているわけですけれども、日本設計に依頼しているのだったら、市は見積もり依頼をしていないですよね。そこの矛盾がよくわからないのです。そこのところは、どういうふうに監査として判断をしたのか伺います。 ○議長(糸井政樹議員) 代表監査委員。 ◎榎本幸雄代表監査委員 口頭による見積もり依頼で作業内容は明らかになっていると、どのように判断したのかとのご質問でございますが、市は見積書の内容を見て、依頼した内容に合致していることを確認して受け取っていることになりますので、依頼内容は相手方に伝わり、見積もりに反映されており、両者間で作業内容は明らかになっているものと判断いたしました。 次に、見積もりを日本設計に依頼していることなので、市は見積もりを依頼をしていないのではないか等の質問でございますが、担当課の説明の中で、見積もり依頼は日本設計に口頭で依頼したものや業者に口頭で依頼内容を伝えたものがあるとのことでございました。 以上です。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 前議会ではっきりしたのは、計画変更の設計金額については、日本設計にただ働きをさせたという話がありました。監査の中で見積もりがあって、それで口頭でというふうに言いましたけれども、見積もりそのものがないのですよね、内訳が。情報公開資料の中に何にもなくて、だから口頭でという話になっている。それは、日本設計がやったから、市には持ち合わせていないと、そういうことだと思うのですけれども、だからそこのところで、どんな口頭でということに、口頭の内容まで踏み込んで監査をしたのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後4時07分 △再開 午後4時08分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。 代表監査委員。 ◎榎本幸雄代表監査委員 そこまで見ておりませんでした。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) では、私がお配りしました資料の①をごらんください。これは、発注者、受注者間における建設業法令遵守ガイドライン、先ほどから監査委員がおっしゃっているものですが、その真ん中辺、(2)、望ましくは工事の内容を書面で提示し、作業内容を明確にすることということで、口頭ではなく書面によりその内容を示すことが望ましいというふうになっています。しかし、そのことについては監査はされていなかったということとともに、桶川市がそれを実施していなかったということが非常に問題で、これで地方自治法の第2条の第14項がどうやって守ったのかというのが、言葉だけではない、私は実態として疑うということを申し上げておきます。そして、この一番下ですが、ここにおける工事請負契約における設計変更ガイドラインや工事一時中止に係るガイドラインを策定していると、ここにそのガイドラインが出てくるわけです。つまりそれだけ重要なものについて、桶川市はガイドラインをつくっていないから、それに守らないでやってきたということが余りにもこの大きな庁舎、三十数億使った建築物にしてはずさんだなというふうに申し上げておきます。 時間がありませんので、ここは少し飛ばしまして、次に飛行学校について質問いたします。ここ2カ月ほど、私たち山どめについて情報公開の中で質問しても答えられなかったのです。それを答えなかったのはなぜなのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後4時10分 △再開 午後4時10分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 ご質問にお答えいたします。 山どめの答えられなかったということでございますが、理由につきましては、その時点では事実を確認できていなかったということでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) それは、大変な問題ですよね。つまり工事が変更されているわけです。その工事の変更が2カ月間も発見されなかったということなのでしょうか。工事記録写真もない、それからくいや機械を搬入した写真もない、くいを打ち込んだところの写真もない、バックホーで掘削したり手掘りの場面もない、埼玉県の工事写真要領に違反しますよね。そういうものが一切なくて答えもない、これって何かおかしいと思いませんか。そこのところはきちんとしていただきたいのですけれども、いかがでしょうか。つまり桶川市の職員が2カ月間働いていなかったと、現場にも行っていなかったということになりますけれども、いかがですか。 ○議長(糸井政樹議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後4時11分 △再開 午後4時12分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 失礼しました。それでは、具体的な経過について少し説明をさせていただきます。 まず、令和元年10月の8日に施工計画書、こういった工法による承諾を主任監督がしておりまして、それについてはこの計画書で市のほうでも確認をしております。実際に10月の10日から、施工工事を施工を開始いたしまして、鋼矢板の打ち込みができなくなるという事実が発生しまして、施工者と主任監督員の協議の結果、10月の17日に施工計画書によって、オープンカット工法の承諾をして、施工計画書で市のほうもその時点で確認している状況でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 今説明したのは、途中経過なのですけれども、資料の2をごらんください。これは、主任監督員が出した資料ですよね。ここで市長が一番トップにあって、それは発注者ですよね。その下に部長がいて、主任監督員の横山さんがいます。それを並列的になっているのですが、いずれにせよ、資料の④を見ていただきたいのですけれども、桶川市工事建設請負約款の中では、監督員というのが第9条にあります。ここに桶川市が監督員がいるわけですけれども、監督員が全てのいろんな意思決定権を持っているのですけれども、監督員は今回どのように動いたのでしょうか。私の知る限りでは、幾ら言っても答えが出てこない、説明が出てこない、勝手に連絡書に記載もなし、通常は変更があったら連絡書に記載をする、その理由も書く、そして承諾をする、それらがこのチャートの中のどれにもないし、そして勝手に主任監督員がどんどん工事を先行したというふうに、ではないかというふうに思っているのですけれども、そこはいかがなのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後4時15分 △再開 午後4時16分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。 市民生活部長。 ◎金子由則市民生活部長 質問にお答えいたします。 市職員の監督員の役割としましては、主任監督員の指導、助言に基づきまして、3つの権限を有しております。1つとしましては、この契約の履行についての受注者または受注者の現場代理人に対する事務的連絡等を行います。2つ目につきましては、設計図書に基づく工事の施工のための受注者が作成した詳細図等の確認を行います。最後3つ目につきましては、設計図書に基づく工程の管理、工事の施工状況の検査立ち会い等を行いますということになっておりまして、その業務について行っている状況でございます。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 時間の無駄なので、ちゃんと実態をきちんとわかっているのだから、そこのところを真摯に答えていただきたいのですけれども、①の2の2、資料で、追加工事に伴う変更や契約で、建設業法違反となる行為事例、①、追加工事または変更工事が発生したが、発注者が書面による契約変更を行わなかった場合、つまり予期せぬ事態が工事で発生したときに、それをとめるのも発注者の承諾が要る、それからまた別の工事になったわけですよね。それがプラスになるのかマイナスになるのか、それもはっきりしないまま、それが工事が勝手に先行してしまう。そこについての連絡書もなければ工事変更の承諾も桶川市はしていない、そういう感じで、主任監督員がどんどん先行してしまうというのがもともとのこの③にある特記仕様書、横山教授が全権を桶川市から委任していると、委任されているというふうに、前も私は何回か議会で取り上げていますけれども、そんな工事って有り得ない、桶川市のあの飛行学校の現場で今何が起こっているか、私はあの現場に行って本当にびっくりしましたけれども、非常に工事をやっている人たちも暗いし、きちんと桶川市の監督員の指示に従って工事が行われていないという実態がある、それをまだまだ手をこまぬいて、そのまま見ているという桶川市はどうなのかというふうに思います。これが損をした工事なのか、得をした工事なのか、全くわからない状態で写真も記録もない。だから、途中で変更したのが本当なのかうそなのかもわからない、記憶もない、そういう感じで工事がどんどん行われていくと、またか、ここはという感じがするのですけれども、市長、こんな状態で主任監督権限をそのまま桶川市の権限以上のことをしていて、それでいいですか。金額に関しては、主任監督員はタッチできなかったはずですけれども、どうなのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 市長。 ◎小野克典市長 ものつくり大学とは、平成27年から官学連携協定を締結しまして、これまで復元整備事業を進めてきたところでございます。しかしながら、北村議員のおっしゃるとおり、我々行っておりますのは公共工事でありますので、やはりきちんと透明性を確保し、それを説明する責任があるというところは、ごもっともなところでございますので、今後、どのような方法で確認するかも含めまして、検討してまいりたいというふうに考えております。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) まず、第1条で工事請負約款の中では、書面によらなければならないというふうに書かれているわけですよね。それすらも守っていないと、つまり最初の契約からしてもおかしい、そんな状況でずっとこうやってずるずる、ずるずるといろんな法令違反が起きながらやってきたと、市長、今ちゃんと確認をすると言いましたけれども、これでは私、本当職員も病気になってしまうと思いますよ。こんなふうに本来あるべき姿があるのに、そしてやらなければならないことがあるのに、いつの間にかあれよあれよと、2カ月間わからなかったなんて、そんなうそを言ったってしようがないので、2カ月間もわからないわけがない。工事が進んでいて、設計図どおりにやってなくて、施工図どおりにやってなかったら、わかっているはずなのですよ。それをとめることができない、ちょっと待ったをかけて書面にしましょうということもできない、この状態というのは非常にゆゆしきというか、これだけ桶川市ってなめられるのかよと、やはりここのところを特記仕様書で、いいわ、いいわで、こういうような書き方をしてしまったと、今どき全権を委任されているなんてことあり得ないし、金額のこと、市民よりも、市長よりも偉いような現場監督というか、主任監督員というのがいるのかと、ここまでやりたい放題というのはあり得ないです。ぜひ市長、今の言葉を忘れずに、速やかに是正をしていただき、そして書面によるものか、それからその検証も、設計変更ガイドラインには検証すると、調査をするという項目もございます。そこも含めて前倒しでやっていただきたいと、これも強く申し上げておきます。 時間がありませんので、新庁舎のほうに行きます。ガイドラインなのですけれども、だから言わんこっちゃないと、ガイドラインが今ここでちゃんとしていれば、飛行学校みたいな、こんなことは起きない、ガイドラインさえあれば。ですが、ずっとずるずる、ずるずるとここに来て、ガイドラインを参酌してやってきましたみたいな、新庁舎の話ではなくて、やはりここはきちんと桶川市として襟を正していただかないと、私たちの税金がわけのわからないように流れるというのは、一番あってはいけないことなのです。先ほどのご答弁なのですけれども、連絡書によらず施工図や製作図を確認する過程で、これを修正し了承していると、了承という言葉がないのですよね。承諾なのです。承諾はしているのですか、そこのところ、私たちが情報公開の資料で見る限りは、金額についての承諾というものがありませんけれども、そこのところは承諾なのか了承なのかはっきりしていただきたいと思います。 ○議長(糸井政樹議員) 総務部長。 ◎堀口守総務部長 新庁舎のほうの概算額のほうの関係だと思いますけれども、本日お配りした資料の中の概算額のほうの記載等の問題もございまして、実は建築工事の場合は、ちょっと土木工事と違う部分がありまして、図面等で示された機能を実現するという形での設計図書がついております。この辺を実際現実的には、現場でそれをつくり上げていくわけですが、当然のことながら、その辺について一部現場で施工できない等の問題があるので、設計図のほうでやりとりを口頭でさせていただいて、それを設計図にあらわしていただいて、それを承諾したという形だというふうに理解をしております。 以上です。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 了承なのですか、承諾なのですか、どっちなのですか。答弁は了承と言っているのですけれども。 ○議長(糸井政樹議員) 総務部長。 ◎堀口守総務部長 恐らく金額の問題だと思いますけれども、基本的に現契約というのがございます。建築工事の場合は、基本的に追加の工事が新しく出るというものに関しては、変更契約というふうに理解をさせていただきますけれども、先ほど申し上げたように、図面等で示された機能を実現していくためにやった打ち合わせに関しては、金額のことも含めて、その現契約の中に含まれるというふうな考え方で、我々は進めておるところでございます。 以上です。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) そこを曖昧にしていますけれども、設計変更ガイドライン、桶川市はないから守らなくてもいいという話ではないのですよね。ガイドラインの中では、きちんとそこのところは、先ほど言ったように建設業法のガイドラインだけではなくて、設計変更のガイドラインというのがあるわけですけれども、そこのところできちんとそこは書面により、しかも設計図面を変えたならば、それに対して当然金額の裏づけも出てくる、そういうことも含めて承諾ではなかったらおかしいわけで、例えば桶川市の建設工事請負約款18条、ここに何て書いてあるか、今ございますか。記憶でもいいのですけれども、わかりますか。 ○議長(糸井政樹議員) 暫時休憩します。 △休憩 午後4時24分 △再開 午後4時25分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。 総務部長。 ◎堀口守総務部長 大変申しわけございません。手元に約款がなかったものですから、今ちょっと調達をしておりまして、第18条につきましては、受注者は工事の施工に当たり次の各号のいずれかに該当する事実を発見したときは、その旨を直ちに監督員に通知し、その確認を請求しなければならないという内容でございます。 以上です。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 済みません。言葉足らずで第4項、前項の調査の結果において1項の事実が確認された場合において、必要があると認められるときは、設計図書の訂正または変更を行わなければならない。第1項1号から3号までのいずれに該当し、設計図書を訂正する必要があるものは、発注者が行うというふうに、約款です、桶川市の工事約款ですから、私たちが最も身近なものです。そういうふうに書いてありまして、ですからそういう意味で、書類のないもの、書面のないもの、山ほどあるわけです。そこのところは、ガイドラインも守らなければいけないけれども、工事請負約款も守らなければいけない、そういうところで建設業法のガイドラインも守るということになってくると、やはりこの新庁舎のやり方というのは非常に私たち山ほど情報公開資料で、もう資料に埋まれるほど大変な思いをしているのですけれども、そういうこともありまして、ここは書類がなかったということについては、改めて申し上げておきます。今、それをなぜないとかあるとか言ったって話にならないでしょうから。 時間がないので、天井下地だけちょっと1点だけ確認をしたいと思いますが、私たちが申し上げて、当初契約より単価が3倍になった金額というのが約830万円の見積もりというのがあります。これは、市が口頭で専門会社に依頼徴取したものか、日本設計に頼んだのかということについては、日本設計に頼んだという、前回のことでよろしいのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 総務部長。 ◎堀口守総務部長 議員のおっしゃるとおりでございます。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) つまり発注者、工事監督員として、先ほどの飛行学校ではないのですが、監督員としての仕事もきちんとされていなかったということについては、非常に残念だなというふうに思っています。日本設計がやったからって、桶川市の責任は免れるものではないのです。公共工事標準積算基準総則5、設計変更時の取り扱いで設計変更における工事費概算に用いる単価及び価格は、当初設計における工事費積算時の単価及び価格とする、これは前にも申し上げたことがありますけれども、それは要するに3倍もの高い価格になっているわけですから、それはこれを守らなかったというふうに考えてよろしいのでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 総務部長。 ◎堀口守総務部長 これにつきましては、前回等の議会でもご答弁申し上げさせていただいておりますが、仕様等の変更が一部行われた関係で、下地の問題とかがあるということも含めてということでございますので、価格については若干高くなってしまっているというのが実態でございます。 以上です。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) とおっしゃるのですが、実際に使用された下地材料は、形状も違って強度が落ちるもので、もっと安いものになっている。もっと安いのに高くなっているという状況がありますので、ああ言ってもこう言うという話になりますので、そこは矛盾しているということだけ申し上げておきます。 それで、ガイドラインについてですけれども、先ほど申し上げたように飛行学校でも混乱して、ガイドラインさえあればもうちょっときちんと工事ができたのだろうなということもあります。そこで、速やかに作成するということはおっしゃいました。しかし、これができたところで、少なくとも1年分、2年分ぐらいの大きな工事については、一度そのガイドラインに沿ってチェックをしていただけないでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 総務部長。 ◎堀口守総務部長 設計変更のガイドラインにつきましては、1回目のご答弁差し上げたとおり、議員のほうからもたびたびご指摘等をいただいております。これにつきましては、新年度に向けて現在準備を進めておりますので、どこまでできるかというちょっとお約束がなかなかできない部分ありますけれども、そういう意味ではガイドラインの中身を精査するという意味ででき得るのであれば、やってみたいというふうに考えております。 以上です。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) そこは、ぜひ内部チェックシステムとしてやっていただいて、それを公表していただきたい。隠さないで、何かあっても、過去の支出ですから、監査請求も1年たったらできませんので、それは今後の桶川市のためにということで、ぜひそこのところは報告をしていただきたい。それから、もう一つ申し上げるというのは、随意契約のことに関しても前回、ガイドラインも必要ではないか、ガイドラインという名前でなくてもいいのですけれども、そこについても今作成中でしょうか、県内だとさいたま市、和光市、川越市、戸田市などはみんな実施しているのです。そこは、当然やらなければならない、地方自治法に基づいてやるべきなのですが、それについてはいかがでしょうか。 ○議長(糸井政樹議員) 総務部長。 ◎堀口守総務部長 随意契約の件につきましても議員のほうから、過去ご質問等もいただいてご答弁を差し上げさせていただいております。この辺につきましても、やはり時代に合った形で進めていかなければいけないということで、今後同じように進めてまいりたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 今回、いろいろ資料を見ていくうちに一番ショックを受けたのは飛行学校なのです、実は。ガイドラインさえあったら、こんなことはなかったなと、ただそうは言っても新庁舎の反省を踏まえて、飛行学校、途中まではきちんとした書類も作成しているのです。例えばベニヤを張ったことなどは、そこに矛盾が出てきているのですけれども、きちんと丁寧に、施工がうまくできないから、ベニヤを張ったというようなことも本音で書いてあるというところは、書いてあるだけで、その金額の妥当性とかなんとかの根拠にもなりやすくなっていまして、ある意味で飛行学校は、途中までは真面目にやっている。ただ、今回みたいな、こんな状況というのは、やっぱり最後はこうなるなというところ、都合の悪いところはどんどん押し切ってしまうというような、そういう感じでいますので、ここは総務部長もお答えになりましたが、市長、ぜひリーダーシップを発揮していただいて、工事の大きなお金ですので、工事のチェックシステム、それをぜひちゃんとやったかということをリーダーシップを発揮していただきたいと思いますけれども、最後にご答弁をお願いします。 ○議長(糸井政樹議員) 市長。 ◎小野克典市長 ただいまの工事等のチェック等のシステムというところでは、今部長がご答弁させていただいたように、現在ガイドライン等を作成しておりますので、ご理解賜ればというふうに思います。 ○議長(糸井政樹議員) 北村あやこ議員。 ◆5番(北村あやこ議員) 時間配分がうまくいきませんで、もうちょっと突っ込みたかったのですが、今回はこんなふうになりました。今後、執行部の姿勢を期待して、今回私の一般質問を終わりにします。ありがとうございました。 ○議長(糸井政樹議員) 以上で5番、北村あやこ議員の質問を終了いたします。 暫時休憩いたします。 △休憩 午後4時32分 △再開 午後4時33分 ○議長(糸井政樹議員) 休憩前に引き続き会議を行います。--------------------------------------- △議会だより編集委員会委員の選任 ○議長(糸井政樹議員) 日程第4、議会だより編集委員会委員の選任を行います。 議会だより編集委員会委員は、桶川市議会委員会条例第8条の規定に基づき議長より指名をいたします。 委員に、星野充生議員、砂川和也議員、保坂輝雄議員、にいつま亮議員、浦田充議員、山中敏正議員、渡邉光子議員、そして私糸井政樹の8名を指名をいたします。--------------------------------------- △議会だより編集委員会正副委員長の互選結果 ○議長(糸井政樹議員) 日程第5、議会だより編集委員会における正副委員長の互選については、議会運営委員会にて委員選任後、委員会を開催し、互選をしておりますので、その結果について報告をいたします。 委員長に星野充生議員、副委員長に砂川和也議員が互選されましたので、報告をします。--------------------------------------- △散会の宣告 ○議長(糸井政樹議員) 以上をもちまして本日の日程は全部終了いたしました。 明12月24日は午前9時30分から本会議を開き、一般質問を行います。 本日はこれにて散会いたします。 大変ご苦労さまでした。 △散会 午後4時34分...